2018年2月23日金曜日

勝手に写真を撮ってくれるサービス


https://news.mynavi.jp/article/20180201-579333/

笑顔になるとシャッターが切れる、というカメラが出てきてから久しい。ディズニーリゾートにはジェットコースターの落下の一番いいところで記念写真を撮ってくれるといったサービスがあるが、もっと進んだサービスを考えてみた。

いわゆる監視カメラを多数設置しておいて、一般的にシャッターチャンスと思われる人物の格好や動きを認識して、写真を取りまくる。更に複数のカメラ映像を合成して、最適なアングルからの映像に修正する。人物を追跡しておいて、出口付近に差し掛かったらスマホに通知を送って写真館に誘導する。すると、その人やグループにカスタマイズした写真一覧が並んでいて、選ぶとプリントしてくれる、ないしはデータ転送してくれる、という次第である。

最初に提示した事例と大きく違うのは、被写体の位置がどこでも良いこと、多数の人物を一斉に認識し大量に撮影して更にそれを区別すること、最適アングルの合成写真とすることなどで、どちらかというとバックヤードの計算量が要求され、且つAIによる人物識別の精度が要求される。

精度が十分に上がれば、観光客にとっては大きなメリットがある。撮影を意識することなく、純粋に本来の観光を楽しめる、というところだ。パパはカメラ係で十分楽しめないというようなことはなくなり、常にカメラを構えていなくても、アクシデントや決定的瞬間を確実に捉えることができる。正にカメラを持ち歩く必要がなくなるわけだ。

観光地に限らず、監視カメラで事故事件を捉えるのも原理は全く一緒である。こうなるとスマホにカメラが付いている必要もなく、通信機能さえあれば好きに写真が撮れる(撮ったものを得られる)、ということになる。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

超音波モーターの原理によるVR用トレッドミル

  VRにおけるリアリティ問題の一つに、その場で動くのではなく移動する場合、つまり歩いたり走ったりすることが挙げられる。実際にはその場にいるので、歩いたかのように足場を調節してやる必要がある。 これを実現する方法として、すり鉢状の滑りやすい足場を作っておく方法と、トレッドミルを使...

人気の投稿: