2018年2月5日月曜日

自動運転キャンピングカー


トイレとベッド、居室のある自動運転車があると、色々と便利だ。

今の法律では、運転中にベッドに寝ることはできないはずだが、これを何とかクリアするものとして、寝ている間に運転ができるならば、移動時間をそこに割り当てることで、荷役や旅行に大きく貢献することができる。

問題はそんなことができるのかどうかだ。椅子に座っていればうたた寝していても問題ないが、これはシートベルトをしている=事故発生時に車から飛び出してしまわないとみなされるからだろう。であれば同様に、寝ていてもシートベルトで体を固定していれば(向きにもよるが)安全ではないか。

だが、体を押さえ込まれるのは寝ていても嫌だろう。そこで、これもロボットに委ねてはどうかと考えてみる。

まず、本人は寝袋に入るものとする。封筒型ではなくマミー型とする。寝るのは専用のベッドスペースだが、これは単純なベッドではなく、前後左右をクッションに囲まれている。

また、このクッションは細かく分かれていて、各々が可動になっている。つまり、寝相に合わせて体の形に追随し、動くようになっている。つまり、クッションには近接センサが付いていて、体との距離を一定に保つようにしている。この動きは一定速度以下であるので、急な加速には追随できず、体に当たる。これによって急な加減速や厳しいカーブで体を支える。また、上に飛び出してしまうことを避けるため、胸より下は上に押さえが付いている。これらは事故(強い衝撃)の数秒後にはロックが外れ、脱出可能になる。

また、居室があることで、家に帰らずとも自宅にいるのに近い生活ができるから、到着までイライラすることがなくなる。これにも事故に対する備えが必要で、例えば机に強くぶつかれば大怪我をしてしまう。

これには、シートベルトは常にしているものとして、硬いものには大きさ制限と安全策を施す。例えばテーブルはA4サイズまでとする、材質を手で曲がる程度の樹脂素材、また割れても破片が鋭くならないものにする、などだ。他にも、タブレットの代わりにプロジェクタを用意すれば、テレビでもネットでも安心して見られるだろう。

キッチンや風呂がなくとも、また名前がキャンピングカーでなくともよい。少し大きめの、こういった車があると、外出が何かと楽しくなりそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

超音波モーターの原理によるVR用トレッドミル

  VRにおけるリアリティ問題の一つに、その場で動くのではなく移動する場合、つまり歩いたり走ったりすることが挙げられる。実際にはその場にいるので、歩いたかのように足場を調節してやる必要がある。 これを実現する方法として、すり鉢状の滑りやすい足場を作っておく方法と、トレッドミルを使...

人気の投稿: