2018年2月15日木曜日

オンラインスマホOSと病院端末


地下鉄でもかなりの路線が携帯電話やWiFiに対応し、都心で電波が届かないところはかなり少なくなってきた。そろそろリモートデスクトップないしはリッチクライアント型のスマホ用OSが登場してきてもよいのではないだろうか。

Chromebookのスマホ版、と思ってもらえばよい。IDを入力するだけでその人の環境が再現できる、というものだ。これは一から作ってもらうのが理想ではあるが、自作できないこともない。Webサービスの集約限定となるが、疑似的なChrome OSライクのWebサイトを構築すればよい。ブラウザ設定をスマホにするだけだ。

工夫は必要で、例えばFelicaはローミングに対応しない。だが最近はLINE Payやd払いのようなものも出てきているから、これの必然性はこれからは減っていくかもしれない。また、微弱電波による認証は欲しい。つまりBluetoothタグを持っていればパスワード入力不要、というものだ。

これが効果を発揮するのが病院だ。大部屋では財布やスマホの盗難が心配だが、ローミングOSなら自分がいない時は使えないし、寝る時はタグをオフにして身に着けておけばよい。あるいは時間設定で起動不能にしておくなどができる(緊急時の抜け道は用意するものとして)。こうすれば病院から端末を貸し出すことで、盗難の心配をほぼゼロにできる。

病院の端末は特殊にしておき、ユーザのローミングOSがフルに動くのではなく、病院アプリケーションが画面をオーバーライドできるようにしておく。また、病院から出ると使えなくなるような仕掛けも入れておくとよい。こうすれば、例えば院内情報の表示や娯楽(テレビ、ゲームなど)、受診案内や薬の時間の通知、緊急呼び出しなども全てこの端末で処理できる。その意味ではスマホよりタブレットの方が良いかもしれない。

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