2018年2月25日日曜日
カメラ+プロジェクタ+QRコード
以前の投稿「超高機能シーリングライト 」で、任意の場所に時計やカレンダーを表示するアイデアを披露した。そのためには部屋の立体的な認識と表示場所・大きさの指定が必要だが、これをスマホの画面でちまちまやるのは相当に面倒だろう。それを簡単にする方法を考えてみた。
単なる円盤状の白い紙に、赤外線インクでQRコードを印刷しておく。すると、その紙を掲げることで、その位置に壁掛け時計が出現する。カメラがそのQRコードを認識して、その位置に時計を投影するようプロジェクターに指示するからだ。
QRコードには、投影内容に通じるIDが書いてある。そしてカメラは部屋の壁やその傾きを検知するので、そこに合わせてQRコードを読み取り、MRの容量でそこに映像を投射する、というわけだ。
もちろん、QRコードに書いてあるIDが意味するものは、「これは時計です」ではなく、その大きさや形、模様など全ての情報が入っている。このため、同じ円盤のように見えても、木目調、大理石風など、あるいはローマ数字・漢数字、針の形状、秒針のありなしまでカスタマイズできる。更には、正時で光ったり画像が変わったりと、本物の時計にはできないこともできるようになる。
もちろん、QRコードを変えることで、カレンダーや天気予報、ニュースなどを表示することもできる。QRコードを赤外線インクや紫外線インクで刷ると人の目には見えないから、不要な時は投射を止めるだけでよい。無駄にQRコードを見せつけられることはない。
これは、QRコードが任意の表示プログラムと結びつくという形でも表現できるから、時計やスケジュールに限らず、あらゆるアプリケーションの画面が表示できる。そうなると結構汎用性が出てくるので、様々な応用が期待できる。
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