2018年2月26日月曜日

カメラをセンサに


https://fabcross.jp/news/2018/01/20180125_cardboardkeyboardkit_kamioto.html

ダンボールでキーボードを作ろうという話なのだが、中の機構(接点)は用意されている。これでは真の「DIY」ではないなあ、とがっかりしたのだが、ふと思った。これはタブレットを譜面台のように見立てて鍵盤楽器の鍵盤を自作するというものなのだが、接点がなくても、キーボードの可動部だけ作っておけば、タブレットのカメラでその変形を確認することで、打鍵を認識してくれるのではないか。

つまりはこうだ。スイッチというものは、何らかの変形や変位をするものだ。スイッチ自体にその検知機構がなくても、外からカメラで監視していて、画像認識でその変形や変位を検知すれば、スイッチとしての役目を果たせるのではないか。

鍵盤の例で言うなら、鍵盤というものは押すことによって下に下がる。その下がり方も、スピードや深さなどの違いがある。これを全て画像認識すれば、そこから先はソフトで何とでもなる。

これを更に拡張すると、例えば部屋の照明スイッチやテレビのリモコンを、天井のカメラで認識しておく。そうすると、例えば壁のスイッチのところにACケーブルを引き込む必要はないし、リモコンに電池を入れたり、機械のほうに向かって操作する必要もない、というわけだ。これは単純にコスト低減になるし、故障の心配もなくなる。

更には、レイアウトフリー(飽きたらスイッチの位置を変える)になるし、機能の拡張も簡単になる。サイズも厚さもほぼ無制限だ。

先の提案で、赤外線インクでQRコードを印刷した紙を提案しているが、これに物理的形状を付け加え、更にその形状(動作)をカメラでモニターできるようにする、という提案ともいえる。

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