2019年2月20日水曜日

こども貧困認定


「こども食堂」なるものが、全国に数千箇所存在しているらしい。数百円で子供が食事をでき、遊び場所などにもなっている。多くの場合はボランティアで、自治体の補助がある場合もあるが、基本的には持ち出しなのだそうだ。

いわゆる子供の貧困に民間が自主的に対応したというのがこの実態であって、行政が正しく機能していないことの象徴でもある。良い意味で、ボランティアベースのこども食堂が無くなるべき、つまりこれは行政ベースで行うか、必要なくなるほど貧困を撲滅すべきである。

本来これは生活保護で賄うべきだが、親権者がこれを使い込んでしまえば子供に行き渡らない、と考えるなら、こども食堂の発想は検討に値する。そして行政でやるのであれば、一応は子供の「貧困認定」が必要だろう。それも親の関与なく、子供が自分で、簡単に、頻繁に、認定を得られる必要がある。これが公的なものなら、こども食堂に限らず他にも応用が利きそうだ。

例えば、24時間で3回有効な無料食事権が発行され、ファストフードやファミレス他認定レストランで使える、ネットカフェで何時間無料で過ごせる、コインランドリーやコインシャワーが何回無料で使える、もちろんこども食堂でも使えるようにする、学食も無料、授業料や教材費も免除、などだ。

現金支給でなく利用権なら意図通りに使ってくれるだろうし、顔写真入りマイナンバーカードで認証すれば、不正利用もできまい。

肝心の認定方法だが、血液検査による栄養不足認定が良いと思う。これなら、役所などに検査機械と検査チップを置いておくだけで、簡単に認定できる。

上手く機能するようなら、大人に展開するのも良いかもしれない。生活保護を良しとしないホームレスでも、無料(ないしは安価)食事権であれば受け入れる人も多いはずだ。

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