2019年2月28日木曜日

VRによる認知行動療法


https://www.moguravr.com/vr-ar-medical/

オピオイドとは、要するに麻薬だ。もちろんこの場合は鎮痛用の医療用麻薬のことだが、使い方によっては依存症になってしまう。この代替治療にVRが効くのだという。

VRは、見た目の世界を幾らでも自由にコントロールできる。そのリアリティが高いことから、VR酔いなどの単純なもの含め、様々な学習や体験の効果が高いことが知られている。
もし麻薬依存対策に効果があるのなら、その他のあらゆる依存症への治療に期待ができるのではないか。例えば拒食症や潔癖症、スマホ依存症などだ。

この方向性として一つ考えられるのは、認知行動療法の(半)自動化である。体験・行動する部分をVRで表示し、認知への補助も行い、その確認ができたら次に進む、その間の時間や体の動きを計測して補完する、などだ。

VRで行えばどんな行動だって即座に危険なく行えるし、回復の程度に合わせてきめ細かい調節もできるから、大いに役立つのではないか。これは研究のし甲斐がある分野だと思うのだが、どうだろう。

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