2019年2月4日月曜日

高機能ネックバンドデバイス


ONKYOが発表したネックバンド型デバイスには注目している。スマートウォッチより音声デバイスだろうというのがかねがね思っていたことであり、一日中イヤホンでは耳が蒸れて困るので、ネックバンド型デバイスが妥当だろう、と思っていた。

まだデザインがダサいのでもうちょっと何とかして欲しいとは思うのだが、今でも十分に期待大だ。が、もっと色々考えて欲しい。どんなものがあるか。
  1. インプットデバイスを多く埋め込んで欲しい。カメラ、レーザースキャナ、プロジェクタ、カメラ、GPS、AIチップなどだ。大きさは十分あり、それらデバイスやバッテリーを埋め込むことは十分に可能だろう。
  2. 防水にして首から飛んでいかないようにすれば、24時間装着可能だ。
  3. 無声音(ささやき声)に対応して欲しい。咽頭マイクも欲しい。
  4. 服の下に仕込む装着法を前提にしたデザインも検討してほしい。単純には薄く、鎖骨近辺の複雑な形状にフィットするように、色も暗くする。服の下に仕込むのとカメラ・プロジェクタは矛盾があるので、ピンポイントで出せるようにするか、モードで分ける。
プロジェクタの使い道としては、手のひらをかざして簡易ディスプレイとして使ったり、床や道路に情報を投影する。マンナビが代表的な使用例だ。

スピーカーは耳への指向性を持つので、本人にしか聞こえない。無声音に対応すれば、コンピュータへの指示(Alexa、XXして)も恥ずかしくないだろう。従来、音声アシスタントを街中で使うのははばかられたが、これなら大丈夫だ。

頭の向きをある程度推定できるようになれば、AIの推定精度を上げることができる。「あれは何?」と聞いたとき、正面のビルか横の店かを区別する判断基準などに使える。
映画館で副音声(外国語、解説など)を聞きながら鑑賞することも、他の人に迷惑を掛けずにできる。

広告も、視覚的なものではなく音声にしてもらえば、街中から視覚的な広告が減って美観を取り戻せる。

盲の人が周囲の状況を知ったり、色覚不全の人が色を知ったりというのにも、いちいちスマホを取り出さなくてもできるところは便利だろう。

何よりも、目が疲れて休ませたいときでも耳元の囁きはさほど疲れない。一日中喋られてはそれも苦痛だろうが、目ほどではなかろう。

そもそも、ONKYOは機能を自身で開発するのではなく、デバイスを提供する立場らしい。スマホを通じてAIチップのプログラミングや機能拡張は可能だから、この方向性は正しい。ぜひ続けて研究し、こういった機能を実現して欲しい。

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