2019年3月16日土曜日
花粉ブロックバイザー
https://www.thanko.jp/shopdetail/000000003233
かなりインパクトのある商品だが、もう少し考えれば普段使いできるのではないだろうか。
だいぶ前だが、「ウルトラマン」で、科特隊の面々が、通常のヘルメットのままで宇宙に出る、というシーンがあった。当然、首のところに隙間ができる。子供心に「空気が漏れてるよ」と思ったのだが、随分後になって解説があり、あれはエアーカーテンによって気密を保つ仕掛けになっているのだそうだ。まあそれだってありえない話なのだが、ここにヒントがある。
要は目と鼻に届かなければよいので、その周囲の空気が陽圧(大気圧より高い気圧)であれば、埃も花粉も入って来れない。必ずしも布で覆わずとも、また隙間があっても良いはずだ。
そこで考えるのが、次のような仕掛けだ。まず、サンバイザーにフィルターとファンを載せ、顔の前面を透明マスクで覆うところまでは同じ。但し、その面積はずっと小さく、口まで届かずとも、鼻の下まで伸びていれば良いし、目の部分は横まで覆われていれば良く、頬を覆う必要はない。
透明マスクは顔には接しておらず、水中ゴーグルのような密閉用のゴムやシリコンもなく、隙間は開いたままだ。但し顔の形に合わせたカーブがあり、その隙間は1cm程度に抑えられている。メガネをしている人が多いことを考慮し、そのスペースは空けてある。つまりメガネの上から掛けられる。
サンバイザーに仕込まれたファンは小さいもので、エアフローも少ないが、鼻で呼吸をする際に入る量の数倍程度は確保される。バッテリーはせいぜい4時間も持てば十分である。バッテリーも軽くし、バイザーの上に乗せられる程度にする。
これなら違和感はずっと少なく、効果は殆ど変わらないはずだ。ぜひ本案見て頂き、サンコーの(来年の?)新作に期待する。
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