2019年3月23日土曜日

木材搬出ウインチ


小友木材店が行っている、「木材搬出ドローン」のアイデアを見た。切り倒した木材の両端にキャタピラクローラーをつけて、自力で木材が降りていく、というものだ。非常に興味を引かれた。

だが、自分だったらもっと簡単にやるだろうな、と思った。それは、木材にワイヤーロープを付けて、ウインチで引っ張る方法だ。

切った木材の枝葉を落とした後、斜面下側にワイヤーロープ付きのカシメ器具をはめる。ウインチは最終地点(車)に積んでおいて、リモコンで巻き取れるようにしておく。途中で引っかかりそうなところは滑車ないしはポールを打ち込んでおくのもよい。

勢いがつき過ぎないよう、上側には引っかかりを付けておいて、これも出し入れがリモコンでできるようにしておく。これは木材が斜めになったりひっくり返ったりしないようにするのにも使う。

さて、こんな機械が必要になる理由は、日本の林業が逼迫している危機のためだ。木材の価格が海外勢に押されて低下し、採算が合わなくなってきている。木を切るのにも人手が多く必要だと困るので、木こり一人で切り出せるような半自動化が必要、というわけだ。

クローラーでもウインチでも良いから、この技術が完成すれば、少しでも林業のお役に立つことができる、と信じている。

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