2019年3月22日金曜日

完全消滅捕虫器


電源に接続するだけで半永久的に稼動し、掃除も不要、という夢の捕虫器を考えてみた。

この捕虫器は、基本的には蚊や蝿を捕獲するもので、Gには対応しない。部屋の隅などに置いておいて、ACコンセントに差すものだ。これは先日発表された、アース製薬の捕獲器「蚊がホイホイ Mosquito Sweeper」に類似している。

まず、蚊を誘引するのには、光と二酸化炭素を使う。光は誘蛾灯のそれと同じ原理であり、二酸化炭素発生は「蚊がホイホイ Mosquito Sweeper」と同じく、光触媒を用いる。ニオイを使わないのはメンテフリーにするためだが、これはオプションであっても良いだろう。例えば夏には、(虫用)アロマオイルをちょっとたらしてやればよい。捕獲の原理も「蚊がホイホイ Mosquito Sweeper」と同じ、風圧である。

問題はここから先、虫をどうやって消し去るかだ。これは結構簡単な話で、やはり光触媒を用いる。光触媒を使った外壁塗料の原理を用いる。光が当たることで活性酸素が発生し、これが汚れを分解することで綺麗になる。これと同様、虫が目の細かいフィルタに風圧で張り付いている状態で、そのフィルタに光触媒加工がなされており、そこに紫外線ランプが当たり続けていれば、虫は光触媒で分解される、というわけだ。虫の成分は炭素・窒素・酸素等であり、ほぼ100%は分解されて気体になる。もちろん雑菌も綺麗に分解されるので、排気はクリーンだ。

問題なのは、その光量と所要時間であるが、これは実験してみないと分からない。また、それによりフィルタ室の大きさや消費電力に影響が出るので、商品として成り立つかどうかは検証してみなければならないだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

超音波モーターの原理によるVR用トレッドミル

  VRにおけるリアリティ問題の一つに、その場で動くのではなく移動する場合、つまり歩いたり走ったりすることが挙げられる。実際にはその場にいるので、歩いたかのように足場を調節してやる必要がある。 これを実現する方法として、すり鉢状の滑りやすい足場を作っておく方法と、トレッドミルを使...

人気の投稿: