2017年9月13日水曜日

百均防災備蓄


防災備蓄に関しての(個人的な)最近の傾向として、百均の活用が挙げられる。百均のグッズで防災に対応するものが多く出てきているため、防災備蓄がしやすくなってきている。


特に成長著しいのが、衛生関連と介護関連だ。避難所ではこれらが非常に役に立つ。例えばパンツが換えられなくても尿漏れシートがあれば耐えられるとか、大きめの体拭き、小分けの消毒液(アルコールや塩酸ベンザルコニウム等)、消臭剤の類も有用だ。グルーミングセット等もある。

また、菓子類、調味料なども小さめの(携帯しやすい)ものが揃っている。惜しむらくは賞味期限が短く、殆どは1年もたない。このため、年1回の見直しを考えた場合、どうしても食糧・水が期限切れになってしまう。

そこで考えるのが、見直しを年2回にする方法だ。食糧・水など賞味期限の短いものだけを年に2回見直すものとして、それ以外を年1回にする。こうすると、例えば薬の見直しも同等に出来るし、衛生関係もランニングストック的な使い方ができるようになる。

防災用品は得てして高額だが、年2回の見直しを前提に考えてみると、かなりのものが百均で揃えられる。少し考えてみよう。
  • 衛生関連
    • ウェットティッシュ、ティッシュ、水洗ティッシュ、体拭き、簡易オムツ・尿漏れパッド、使い捨て手袋、消毒液(アルコール又は塩酸ベンザルコニウム)、包帯、三角巾、薬入れ、絆創膏、綿棒、携帯トイレ、トイレットペーパー/キッチンペーパー、生理用品
  • 衣類
    • ポンチョ、使い捨て下着、下着、Tシャツ、サンダル類、タオル・ハンカチ類、裁縫道具
  • 食糧・水
    • 塩・唐辛子等調味料、おつまみ(ジャーキー等)、豆、チョコレート、氷砂糖、羊羹、子供の菓子、水(ペットボトル)、水タンク、漏斗、缶詰・レトルト、サプリメント、インスタント麺
  • 工具器具類
    • 園芸スコップ(雉撃ち用)、LEDランプ類、電池、袋(衣類等小分け)、時計、方位磁針、ライター、ビニール袋(ゴミ・小分け)、ラップ、アルミホイル、缶切・栓抜き、ナイフ、ツールナイフ、コルク抜き、使い捨てカイロ、ガムテープ、ろうそく、ロープ、コンロ用ガス、グランドシート
一方、百均では揃えられないものはと言えば、
  • 衛生関連
  • 衣類
    • オーバーコート等厚手の服、靴
  • 食糧・水
    • 調理器具、コンロ、浄水器、米
  • 工具器具類
    • テント、テント付属品類、寝袋(及び付属品類)、リュック(百均にもあるが小さいか二百円以上する)、傘(同)
こう考えてみると、百均で買えないものがむしろ少なくなってきているようだ。時代は百均、である。

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