2017年9月27日水曜日

携帯電話変身アイテム


仮面ライダーにしてもウルトラマンにしても、最近の変身アイテムの大きいこと、ごちゃごちゃしていること、どうも生理的に好きになれない。この手の変身モノでの大きな謎はその変身の原理なのだけれども、それ以前の問題として、そういった巨大でゴツゴツした変身アイテムを一体どこに隠し持っているのだろうか。

そもそも、「盗まれたウルトラアイ」の教訓が示すように、変身アイテムは無くしたり盗まれたりしてはならないものだ。また、そこら辺に放り出しておくものではなく、常に身に着け、更には隠しておかなければならない。だから目立たず小さく、且つ紛失に備えて紐で結んでおき、更には紛失防止タグでも付けておくべきだ。できれば一般人でも常に身に着けているものが望ましい。

となると、指輪、ブレスレット、アンクレット、首飾り、腕時計、メガネ、イヤリング、ヘアピン、ベルト、財布、定期入れ、鍵・キーケース、携帯電話、などとなる。だが、例えば、電子戦隊デンジマンのデンジリング(指輪)は認められても、仮面ライダーウィザードの指輪は目立ちすぎてNGだ。仮面ライダーシリーズのベルトも論外である。仮面ライダー555では携帯電話があったが、ベルトも併用するのでやはりNG。

ポケットに入る携帯電話単独であれば、多少変わった形でも許容されるのかもしれない。だが、最近の戦隊シリーズでは携帯電話型が多いが、ポケットに入る大きさではない。普通のサイズにして頂きたい。

さて、この記事を書いていて思ったのは、その携帯電話型変身アイテムは、当然ながら通信機能があって、番組中でも仲間と通信する場面が出てくる。携帯電話コアを電話会社が仕込んで本物として使えるようにできれば、本当にこの場面が再現できる。また、そのコアが子供用の携帯電話そのもの、例えばドコモのキッズケータイだとしたら、親とも通信でき、GPSも乗るから、防犯と兼用できる。

番組放送中は専用のコンテンツを配布してコラボしたり、教育コンテンツのキャラクターとして使わせてもらうなどする。番組が終了したら、ガワだけ交換して次のキャラクターに乗り換えることができる。もちろん、番組を卒業すれば、ガワを外して中身だけで運用できる。また、同じサイズのおもちゃコアを用意しておいて、最初はそれで、必要に応じてキッズケータイを買って挿せば機能が向上する、ということも可能だ。

現在のキッズケータイでは簡単な操作が困難なので、新しいキッズケータイが必要だ。このスペックを考えてみる。
  1. まずはソフトの入替が簡単にできることが必要である。このためにはSMSを使うのがよい。親がキッズケータイの番号を番組サイトに登録することで、ドコモ経由でSMSが飛び、必要なソフトを自動でダウンロードできるようにする。
  2. キッズケータイの一つの要である防犯ブザーは必要な長さだけ外に出るように、デザイン上の配慮をする。
  3. キッズケータイと同じ形のダミーを準備し、こちらにはバッテリと簡単な音声発声のみができるようにしておく。
  4. 変身アイテムには、複数のアイテムが刺さる、差し込めるシステムがあるはずだ。獣電池、鍵、カプセルなど。これらの認識は、単純に6つの突起の有り無しや鍵の形状などでバネ電極が押されてデジタル信号になるシステムになっている。この信号を受け取る端子が必要になる。これはダミーケータイと共通である。もちろん、この端子の状態によって、音声が出たり光ったりするようにするが、キッズケータイの場合はプログラムでスペシャルコンテンツが得られる。動画再生や特定の場所への電話などだ。
考えてみると、結構商品価値が高そうに思える。現実にやるとしたらソフトバンクと東映、だろうか? ぜひ検討してもらいたいものだ。

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