2017年9月22日金曜日

欲しいHA


昔からHA(ホームオートメーション)には興味があるのだが、いまいち実践できていない。その理由は何なのか考えてみると、
  1. 赤外線リモコンを何処に置いたらよいのか分からない。
  2. 単なるリモコン(ボタン)の置き換えかシーケンサー(一連の操作の流れ)登録程度しかなく、個別の機器の操作の面倒があまり解消されない。
  3. センサの電池を交換するのが面倒。
  4. センサの後付で見た目がダサくなる。
  5. 信頼性に疑問あり。特に火元廻りと防犯でコケると大変。
  6. 欲しいセンサがない。
  7. 欲しいアクチュエータがない。
こんなところだろうか。欲しいものを考えてみると、こんな感じになる。
  1. メインマシンは据え置きタブレットとする。普段はクレイドルに納まっていて、リビングから見える位置にある。サイズは7~8インチが適当である。普段は時計、カレンダー、フォトフレーム、天気予報表示、気温表示などをする。
  2. タブレットは、緊急地震速報などの非常通報のデフォルトの表示端末である。
  3. タブレットはSIMを内蔵しており、通常の家電話として使える他、単独でネットワーク通信も行える。家の各人の携帯電話番号を覚えていて、必要に応じ電話を転送できる。当然留守電や(仮想)Fax機能もある。
  4. 天井に赤外線リモコンが仕込んである。非常に強力であり、陰に隠れた機器も操作できる。また、一部の電波式リモコン対応機器にも対応する。リモコンで操作できる機器は全てこれで操作する。これは、シーリングを二重化しておいて長い手を出して照明器具の外にセンサ・発光機を出す、ないしはシーリングの光で発電する天井貼り付け型。
  5. ドア・窓の開閉センサ、窓のロックセンサ、玄関の電気錠、ドアスコープカメラ、屋内カメラ、モーションセンサ、火災センサ、煙センサ、ガスセンサ、天候センサ、ガレージドア開閉装置、カーテン開閉装置を備える。これらは基本的に埋め込み、電源配線済みないしは発電機構込みとする。発電装置を備える場合、電池寿命が5年以上ある場合はその限りではない。
  6. 屋内・ベランダ・庭等敷地内に家族の誰が居るか、家族以外の人間が何処に何人いるかを常に把握する。それは主にカメラ、モーションセンサを使い、顔認識で区別する。カメラ・センサは敷地内に無数に設置する。人の移動履歴を基にインテリジェントに行う。
  7. 基本的な操作は音声で行えるようにする。但しビデオ予約等複雑な操作は別でよい。音声認識は個人認識まで行う。
  8. 操作なしで玄関の施錠開錠ができる。人の移動を検知して自動で行う。但し外の人が家の人でない場合は手動とするなど、防犯は配慮する。外部からの開錠において、秘密のジェスチャーないしは合言葉で警察に通報する機能を持つ。(脅迫対応)
  9. 誰も家から居なくなったら自動的に留守モードになる。その直前には、窓の開閉だけでなく施錠も確認する。ガスの元栓を自動で締める。水道も、洗面所とシンクは止める。
  10. 風呂の空焚き、水の出しっぱなし、水溢れ、ガス漏れ、漏電などを検知し警告する。可能ならば閉栓する。
  11. 操作なしで照明をオンオフする。人が居るときは原則オン、居ないときはオフ。但し寝るときなど、は音声でオーバーライドできる。夜の廊下は常夜灯でオンオフする。また留守の場合は居留守モードにより自動でオンオフする。居留守モードではテレビや換気扇も連動する。
  12. あらゆる火災を検知して自動通報する。自動消火もしてほしい。
  13. 見守りをして欲しい。トイレや風呂で倒れた、赤ちゃんの大泣き、徘徊など。もちろんプライバシーは守った上でだ。
  14. 音声操作では、テレビやラジオからの音声をご認識しないようにする。
  15. 「ビデオの再生」と言うだけで、テレビを点け、ビデオを点け、入力切替をして、再生メニューまで出して欲しい。
  16. エアコンの操作も全て音声で完結して欲しい。扇風機もリモコンでやれば同じ。特に夏の夜の寝苦しさを双方連携で解消して欲しい。
  17. 風呂のお湯張りは勿論、風呂洗いも栓閉めも自動でして欲しい。浴室も自動で洗って欲しい。
  18. 掃除も自動でして欲しい。人の居ないことを検知して勝手に始める。溜まったゴミも勝手に捨てる。
  19. ガレージの開閉も、リモコン操作なしに音声だけでしたい。車にも音声センサを付けておく。
  20. エアコンの操作も音声のみで可能とする。
  21. テレビのオンオフ、チャネル変更もこれで行う。また、子供の見すぎにも警告を与えられる。
  22. Google アシスタントができるようなこと(調べ物、音楽再生、天気予報、スケジュール通知など)も行う。
  23. 複雑な条件分岐に対応する。ちょっとしたプログラミングだ。
ひとつひとつはちょっとしたことだ。Alexa連携でできることも多いだろう。だが、これを纏めてタブレット一つで操作できるように見せることはそれなりの労力が掛かるし、精度の確保も難しいだろう。その大部分は、センサではなく得られたデータの加工・判断である。画像解析・行動解析がかなり重要なファクターを占める。AIが絡む部分も多いはずだ。

これは即ち、当面はあまり信頼できる精度は出ないだろう、製品としても出てこないだろう、ということでもある。あと何年待てば出てくるのだろう。

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