ウナギは養殖が困難とされているが、その理由は生活環境がよく分かっていないからだ。これに対応するには、薬を探すときのように、細かく仕切って環境を制御し、また稚魚の成長や運動の具合をカメラで観察して数値化した上で比較するのがよい。
その際、どの環境をどの程度制御するのかは、幾つかの方法論がある。薬の場合は環境マトリクス作って全数検査する方法が一般的だと思うが、生物の場合はトップランナー+摂動、要はアニーリングが使えるように思う。ただ、速く成長しすぎると実がつかない、というようなこともあるから、かなり後ろからのフィードバックもあり得る。
そういったことを自動化するにはコンピュータは最適だ。多数の入力から傾向を見つけてフィードバックするその方式は、AIのそれに似ている。この手のシステムを汎用で作ることができれば、ウナギだけでなく農作物の品種改良や蚕の育成など、様々な生物応用産業に使うことができるように思う。
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