2017年11月6日月曜日

自分の仮想人格


最近のオンデマンド広告は、ユーザが見たWebページを基に、出す広告を選んでいる。あまり適切な広告が出ているという気がしないのだが、これが今より遥かにマシになったとしたらどうだろうか。なお、目的を広告に限定せず、またネット上の活動だけでなく、スマホのあらゆるデータを使って学習するものとする。例えばキュレーションメディアの記事選択エンジンも、類似のことをやっている。

これらは各々目的があるのでそれしかやっていないが、広い意味で言えば、これらの推奨エンジンは、あらゆることに対して自分の好みを知っている、ということになる。使い方によっては、あるいは見方を変えれば、これらを総合したものは、ネット側から見れば本物の自分と区別がつかない、というところまで行くかも知れない。

これには主に二つの効果がある。一つ目は、買い物に限らず、「次の休みに何処に出かけたらいい?」とか、「今日は何を着て行ったらいい?」といった問いにも、自分が好みそうな答を返してくれるようになる。

買物でも、Amazonのページを延々とめくらなくとも、好みの商品をきちんと上位に表示してくれたり、膨大な本やインディーズの音楽から好みに近いものを選んでくれていたりする、ということができる。これは労力の削減に繋がる。

二つ目は、それが何万人も集まれば、仮想の街を作ることだって可能だ、ということだ。これはシミュレーションに通じる。Amazon側からの視点で見てやると、新しい商品がどれだけ売れるかをあらかじめ予想することができるし、ニュースを流すときにA/Bテストをする(二種類の記事の書き方を試す)ようなこともできる。

更に精度が向上すると、自分の仕事を代わりにやってくれるかもしれない。その時は失業するときだが。

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