2017年11月5日日曜日
強風救助ロボット
近年の台風は、更に勢いを増しているように感じる。風速50mで車が横転、70mで木造家屋が倒壊、などというから、もう人間の住むところではないように感じる。
そんな中では、徒歩での避難は当然できないし、家の中にいても危険、となる。それでも要救助者が視認できたらどうするか。今までなら何もできなかったが、自動運転ロボットがあれば可能かもしれない。
半球型、ないしは更に平べったい形状の車であれば、風がかえって車を地面に押し付けてくれるから飛ばされない。この形状で外壁を作り、中に一人を退避させられるだけのスペースがある自動運転車を要救助者に近づけ、中に入ってもらうということは可能ではないだろうか。形状が多少いびつでも、地面から空気を吸い上げて地面に吸い付くようにすれば耐えられるだろう。
また、風上にロープを固定してコーン(円錐)状の物体を送り込むと、コーンの直後は風が弱まる。これを利用して要救助者に近づけ、コーンの中に入ってもらった後にロープを引っ張る、ということも考えられる。コーンの形状を大きくしてやれば、レスキューが風の死角に入って要救助者に近づけるかもしれない。この場合、コーンは3箇所以上からロープで固定して、各々のロープは張力をモニターしてコンピュータ制御するなどが必要になるかもしれない。
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