2017年11月29日水曜日

究極カスタマイズDM


今でもDMは多数届くが、殆どは速攻でゴミ箱行きだ。それでも良いのが今のDMのモデルなのだろうが、資源の無駄であることこの上ないし、個人的には心象も悪い。もっと効率を上げられないだろうかと考えた場合、そのひとつの答えは「その相手に極端にカスタマイズすること」である。

百貨店の会員などであれば、顧客が買った品物のデータを基に好みを分析することは許されるだろう。あるいは顧客の家族構成や体のサイズなども推定できる。その上で、例えば年に4回、その季節の「その人(家族)へのお勧め」を強く打ち出したDMを作るのだ。
このためには、例えば同じ系列店の遠くの店の情報などは飛ばしてよいし、明らかに好みでないモノへの情報も減らしてよい。その代わり、顧客に似た顔・体系のモデルに着せたイメージを添えたり、サイズがあらかじめ記入されていてクリックひとつで購入できる専用Webページへ誘導するなど、究極のカスタマイズをする。

他にも、子供の年齢に合わせたイベント(七五三や受験など)、誕生日、結婚記念日などに合わせて、着る物だけでなくパーティのプランや贈り物の提案をしたり、買ったものから趣味の推定をして関連商品を提案する、収入レベルを推定して保険や年金を提案する、年代や家族構成からくる共通の悩みや相談事に答える(塾の選択や実家の整理など)なども考えられるだろう。

紙でのDMでは困難だというなら、メールでも良い。また、カスタマイズのための苦労の大部分は、AIによる分析に頼るようにすれば、労力はさほど掛からないはずだ。
ポイントは、気持ち悪くない程度に私生活への介入をすることだ。やり過ぎると嫌われるし、やらなさ過ぎると今までと変わらない。この加減も人によって違うだろうから、やはりカスタマイズの範疇になる。

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