2017年12月7日木曜日

インタラクティブ玩具


ボタンを押せば音が鳴る、光るというおもちゃは既に多数商品化されているが、これに高度な画像処理やAIが入ることは容易に想像できる。既にラズパイのような小型コンピュータにもAIが入る時代であり、その可能性は高い。

ではどんな使い方がされるのだろうというと、答えは大きく二つある。ひとつは、ボタンを押すというような明確なものではないことがトリガーになる、ということだ。例えば、変身ポーズを認識する変身ベルトとか、キーワードに反応して光る魔法のコンパクト、赤ちゃんの鳴き声やぐずりに反応してあやすおもちゃなどが考えられる。もっと高度になれば会話ができる人形もあるだろう。

もうひとつは、単一ではない、またランダムでもない反応をするということだ。最初のトリガーに関して、例えば変身ポーズをとるときの微妙な違いを認識して、装着者やその感情などを推測してインプットに使い、異なる出力を出す。

例えば最近のヒーローは途中で進化するが、その進化のきっかけをクリアしないと先に進めない、という設定があるとする。すると、お兄ちゃんはそれをできるが弟はまだできない状態では、お兄ちゃんは進めるが弟はまだ進めない、などとするわけだ。あるいはその日の天気によって色や音を変える、振りが大きいほど元気な反応になる、などはわかりやすい。

AIではないが、合体ロボが合体することで音が出るとか、隠れている顔が自動で出てくるとか、テレビと一緒に動かすと必殺技が出るとか、まだまだおもちゃには大きな進化の可能性がある。

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