2017年12月19日火曜日

Mateverse応用


IFTTTに対応したAIサービスで、Mateverseというものがある。単純に画像認識をしたり文意認識をしてトリガーを出すだけのものだが、IFTTTに対応したことでエンドユーザープログラミングへの応用に道が開けている。

そのひとつに、Facebookで花の画像が投稿されたら知らせる、というものがある。「花」が曖昧なゆえに、今までは自動化できなかったものだ。これと同様、「XXだったら」の「XX」が画像からくる曖昧なものでもトリガになるのであれば、ソーシャルメディアを使った新たなサービスに道が開けてくる。

例えば監視カメラで検知したら画像をtwitterに投稿するシステムがあったとすると、その投稿を画像解析して文書化してメールする、なども可能になるだろう。すると、「指名手配の人が通ったら」「火山が噴火したら」「川が氾濫したら」「雨が降ったら」「交通事故があったら」「知人が訪問してきたら」「ミケが来たら」「バイクが盗まれそうになったら」「木が切られたら」「立小便されたら」・・・といった自動化が可能になる。従来は動きが検知されたら全部見なければならなかったが、これなら人手による確認はずいぶん楽になるはずだ。

文意認識にしても、色々考えられる。メールやソーシャルメディアへの投稿を監視するのが基本だろう。仕事のオファーが着たら即時リプライしたい、などは代表例だろう。記者がニュースのネタを捜すなども考えられる。炎上しているサイトやメディアへの意見の傾向も、直ぐに見ることができる。

こういったことを、専門家でなくともIFTTT程度の知識で素人ができるようになるのももうすぐだ、ということを実感した次第である。

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