2017年12月26日火曜日

vCardカード


簡単に言えば、住所氏名電話番号をQRコードで書いただけのカードである。これをコンビニのキヨスク端末などで発券できるようにしておく。クレジットカードサイズで、紙ないしは昔のテレホンカードのような、ペラペラのPET樹脂製などで十分だ。

QRコードには別にURLなどが書いてあるわけではなく、カードに書いてある文字列がそのまま入っている。スマホのカメラなどで読み込めば、ネット接続していなくても文字列を入手できる。vCardは電子名刺の規格なので流用させてもらったが、業界で統一するなら他のものでもよい。

これで何をするかといえば、宛先表記である。宅配伝票ないしははがきなどを機械に差し込んで、宛先と送り主各々のカードを機械にかざせば、綺麗に印刷されて出てくる。ただこれだけだ。

この機械をコンビニや郵便局などに設置しておく。荷物を出すときやはがきを出すとき、自宅でプリンタとコンピュータを相手に格闘せずとも綺麗な印刷ができる。年賀状など大量に出すときに、差出人を記憶しておいて、連続的に宛先カードを取り込んで印刷を続ける、などもできる。

ユーザにもそれなりのメリットがあるが、宅配業者や郵便局側としてもメリットがある。それは「汚い字の判別エラー」がゼロにできることだ。印刷した時点で、例えばはがきなら住所バーコードを印刷してしまうことができる。これなら人手を介さずとも間違うことなく先方に届けられる。宅配業者にも似たようなエリアコードがあるが、印刷と同時にエラーチェックもできる。

もちろん本来の名刺交換にも使えるわけだが、これを使っている人を見たことがない。仕掛けは簡単なのだから、もっと普及してもよさそうなものだ。例えば年賀状に仕込んで、名刺サイズに剥がせるような仕掛けにしておいて、一方でスマホやPCのカメラからGoogle連絡先にそのまま登録できるように、連絡先ソフトやQRコードリーダーを改良してみてはどうかと思う。

店舗の場合は、vCardよりもGoogleマップやぐるなびのURLを登録しておいた方が有利かもしれない。

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