2018年4月17日火曜日

Alexa対応赤外線リモコンへの要求


Amazon Echo、Google Homeに加え、LINEも音声AIを始めた。だがこれらのうち、リモコンに対応しているものはゼロだ。もちろん色々組み合わせればできるのは分かっているが、標準で赤外線リモコンを内蔵していてほしかった。

これは家電側も悪い。ソニーはリモコンで電波を使っているが、全機種ではない。RF4CEという規格もあるのだが、一向に普及する兆しがない。

かつては壁スイッチだったシーリング照明も今はリモコンだし、TV、エアコン、扇風機、ビデオ、空気清浄機など。リビングにリモコン立てを置いている家庭も多いのではないだろうか。最近はそれが溢れてきて、ペン立てよりも遥かに大きなスペースを割いている。これはちょっと頂けない。

Alexaに繋ぐ汎用リモコンは、やはり赤外線になってしまうのだが、これは当然見通しでないとつながらない。このためその発信機が見通し位置になければならず、家電を全て見渡せる位置となるとリビングのテーブルなどになってしまう。その目立つ位置に設置して、電源ケーブルも這わせなければならないというのはちょっと困る。

改良すべき点は二つだ。一つは、リビングではなく、壁や天井などへの貼り付け型とすること。もう一つは電池で長時間作動することだ。リモコンとAlexaは、BLEで繋ぐことになるのだろう。通信と赤外線発光の消費電力を考えると、バッテリは相当大きくする必要がある。これは少々問題だ。

ここで提案するのは、無線LANなどで言うところのビームフォーミングである。スマホのソフトと連動して、DMDを使った反射角度調整と出力の最適化を行う。これによって、赤外線の出力は大幅に節約できる。また、ミラーボールやプリズムを応用した反射・屈折デバイスも合わせて使えば有用だろう。

恐らくはリビングの後方、オーディオラックやテレビのある壁と反対の壁に取り付けるのが良いと思う。こうすれば音声デバイスの敷居はぐっと下がり、使い勝手も向上するはずだ。

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