2018年9月7日金曜日

AIとチラシとネットスーパー


ネットでチラシを見られるサービスが幾つかあるが、ハッキリ言って活用されているとは思えないし、自身としても全く見ていない。その最大の理由は見にくいからだ。チラシなら毎日新聞受けに入っているのを見るだけだが、いちいちスマホでメニューをたどって、しかも小さい画面で見るのは耐えられない。

しかし、このサービスが必ずしもこのまま死んでしまうかと言えば、そうとも限らない。これを画像認識で捉え、自動で整理してくれるようなAIサービスが出てきたらどうだろう。

主婦が書いた手書きの買い物リストをスマホで撮影すると、自動でオンラインのネットチラシと引き合わせて、どこで買ったら幾らでどちらが安い、とか、近くの店ならこちらで何を買ってこちらで何を買えばよい、などと推奨してくれる、というものだ。

ポイントの有無とか限定品で品切れの可能性があるとかまでも推測してくれたり、ユーザが余計に買ったものまで含めて過去のデータからお勧めの安売り品を提示したり、と、付加価値の付け方も多く考えられる。

更にはネットスーパーと連動して、勝手にカートに入れてくれるところまで考えても良いだろう。これが普及すると、もはやテレビCMなどは無用だし、新聞に折り込まずともオンラインチラシサービスに登録するだけで客を誘導できることになる。

まあチラシを眺める楽しみというのもあるだろうが、AIの推奨通りに買えば事が済むのなら大いに時間短縮になるし、広告費を減らせる分、店側にもメリットがある。ティッシュを配らずとも、チラシのデザインや紙質に命を掛けずとも、単純に安くすれば客を誘導できる。

ネットスーパーまでは難しいにしても、推奨技術くらいは実現性が高そうだ。検討してみても良いのではないか。

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