2018年9月25日火曜日

サービスと連携


最近は、PCにしてもスマホにしても、あまり欲しいと思うものが無くなってきた。進化のスピードが遅いからだ。このペースでは、何れ買い替えは「壊れたから」のみになってしまうだろう。

「おっ」と思える新しい何かが出てくるのかと問えば、その可能性はまだまだ無限大だ。ではそれは何かと言うと、期待するのは大きくは二種類。一つは「連携」、もう一つは「リアルタイム性」だ。

前者の先駆としては、IFTTTやMicrosoft Flowなどがある。しかしこれらはまだ難しい割にできることが少ない、と感じている。しかしこれでヒントは見えてきたはずだ。

Microsoft Flowのエディタは少し複雑すぎるが、これをもっとシンプルにしたようなフロー開発環境と使えるサービスの充実、モジュール化などをやって欲しい。

例えば、「ヤマト運輸から配送通知が着たら、土曜日の午前中に配送時間変更する」「だれそれのAmazonの欲しいものリストに商品が加わったら通知をして、更にAmazonの購入画面を開く」「Androidタブレットの子供向け設定をボタン一発で行う」などだ。

もっと言えば、同じアプリであってもよい。「Outlookの特定の題名のメールを指定フォルダに振り分ける」という機能は、Outlook自体が持っていなくてもAPIだけ出しておけば外で作ることができる。もしそうすれば、メールアプリを乗り換えてもロジックは同じでよいし、アプリ自体もシンプルになる。

こうすると、少し面白いことが起こる。例えば、あらゆるアプリに通知の機能が付けられるが、その通知の設定はアプリが異なっても同じだ。少し複雑な通知が欲しいと思ったら、アプリ本体に機能がなくとも自分が作れるのだ。

上のOutlookの例で言えば、何かしらの予約メールだったらそれをスケジューラに登録する、というのは既に幾つかできているが、あくまでGoogleの見ている範囲でだけ起こることだ。これを、サービスする側が自分で提供できるわけだ。

これらがIFTTT等と根本的に違うのは、IFTTTがサービス自体をプラグと見なしているのに対し、ユーザはもっと具体的なことを考えているのだ、ということだ。Outlookにメールが届いた時、メールの文面や宛先がどうだったら、という条件は、Flowの中で細かくカスタマイズできることはできるのだが、それはユーザがやることになっている。そうではなく、メールを送るサービスプロバイダがその条件を決め打ちで作ってくれる。そして受け取るメールシステムは何でも良い。

データとの接続にしても、具体的にYahoo!のXX県XX市の天気でXX警報が出たら、などと言うのは、自力で設定することは困難だ。これをベンダが提供してくれれば、連携はずっと簡単になる。

リアルタイム性については、別に考えることにする。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ダイナミック租税とその指標

今の法律では、税率は一定の計算式で表されるが、そのパラメータは固定である。需要と供給のバランスによって商品の価格を変えるダイナミックプライシングというのがあるが、あれを租税にも適用してはどうかと考えてみた。 納税者の声をベースにして様々な租税や補助金を自動調節して、どこか一箇所...

人気の投稿: