2018年9月15日土曜日

MR聴覚補助


聴覚障害を持つ人にMRゴーグルを付けてもらい、音を視覚化する。これがこのアイデアの主旨だ。

町を歩いているときに声を掛けられる、広告が流れる、自動車が接近している、爆発音がする、誰かが声を荒げている。そういった音をゴーグルが検知し、その方向から文字列やアイコン、ないしは色の変化などで音を視覚化する。

勿論、危険な音は激しく、どうでも良い音は穏やかに表示する。アイコンにするか文字にするかなどは、色々と考えられるだろう。人間工学や色彩学などから研究されると思う。

これはもう一つメリットがあって、聴覚障害者でなくとも静かに過ごしたい人は、ノイズキャンセラ付きヘッドホンをして歩けば雑踏でも静かに過ごせるし、音楽を聴きながらでも安全に歩くことができる。

これと逆のパターン、すなわち視覚障害の人に音で周囲の環境を知らせる提案は既にしているが、これも目を休めたいのでしばらく目をつぶって歩く、なんてことも可能になるかもしれない。

他、色覚障害の補完や嗅覚の補完などにも同様の仕掛けが使える。熱中症警告やガス警告など、普通だと気付きにくいことも気付くことができるようになる。

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