2018年9月24日月曜日
Vuforia Chalkと通信教育
https://chalk.vuforia.com/
ゴーグルを使わずカメラで撮ったリアルタイム映像に書き込みが行える、それが他の人と共有できる、音声会話もできる、というサービスのようだ。
VRで市場困るのは、その大げさなゴーグルなのだが、これなら手に取って使えるので不自然さがない。そして、映った画像を認識して、書いた矢印やコメントなどを画像(ボタンなど)に追従させることができる。これは面白い。
飛行機で、操縦士が死んだり大怪我したりして操縦できなくなるパニックものがあるが、このソフトがあればどれだけ楽に着陸できたか分からない。同様に、遠隔医療(緊急の手術など)でもこれがあればどれだけ重宝するか。
もちろん、手術や工場での機器操作などが一番であることは言うまでもないのだが、会議など平面的なものしか扱わないとしても、その真価は発揮できる。ここで提案したいのは、通信教育だ。
共通のものとしてみるものは教科書や問題集、テスト用紙などだ。生徒が通信でサポートを求めると、講師はVRゴーグルをかぶって対応する。回答用紙に書き込みながら指導できることは、とても有意義なはずだ。
また、設備の問題はあるが、スポーツや実技(書道など)の指導でも使えそうだ。口であれこれ言うよりも、生徒の動きを録画して、それに指示を書き込みながら指導する方が分かりやすいだろう。
将来的には、これとAI教師が結びついて、誰もが簡単に具体的な指導を請える時代になるかもしれない。教育が充実すれば国民の知的レベルは上昇し、民度や生活も向上するのではないか。
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