2017年1月9日月曜日

小型Bluetoothイヤホンの新しい使い方


最近のBluetoothイヤホンのサイズには驚かされる。耳穴に収まり、色まで肌色のものがあったりして、ぱっと見ただけでは着けているかどうか分からない、というサイズまできている。実際、補聴器と間違われることも多いとか。耳掛けでなく耳穴だけで保持できるほど小さく軽く、それでいて音量は充分なようだ。
これくらい小さく、一日中着けていることも可能になると仮定すると、新しい使い方が出てくるのはないか、と考えるのは自然なことだ。従来なら「音楽を聴く」「ラジオを聴く」「電話で話す」というように一定の目的をもって着けたり外したりしていたものが常時着用になると、どんな用途が発生するのだろうか。
今、常用している人の多くが使っているのは「待ち受け」のはずだ。つまり、電話が掛かってくるかもしれないから、LINEやtwitterのリプライを素早くしたいから、というのがそれだろう。だが電話は今や時間帯を気にして掛けるものだから、メールやチャットの着信を通知するのが普通だ。そして音声読み上げに繋げれば、受ける方は概ね対応できる。
そしてもう一つ、チャットベースに変換すれば、大方のスマホの通知などは音声で受け取れる。またそれを前提として、定期的に欲しい情報、例えば交通情報(道路に限らず電車運行状況なども)、天気予報、ニュース、株為替の動きなどを例えば3時間置きに音声配信する、ということも可能なのではないだろうか。もっと危急な情報、例えば緊急地震速報にしても、スマホのマナーモードとは関係なく通知できる。あるいは、特定の場所に行くと買い物リストを読み上げたり、天気と場所を配慮して傘を持つようアドバイスするなども考えられる。
これは、最近流行りの音声サービスとは起動のトリガが少し異なるが、機能的には概ね同じものだ。だから少しの改造で搭載できる。くしくもGoogleアシスタントがGoogle Alloに対応しているから、ここを少し弄ればできそうな気がする。
Googleさん、是非作ってください。

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