Googleマップで店の情報を入れるとポイントが溜まるようなボランティアの制度がある。写真を撮ったりアンケートに答えることでレベルが上がっていくようなものだ。恐らくこれは統計処理と人手による確認を経て反映されるのだろうが、間違っている情報は常に存在する訳で、それを自動で訂正するようなものにはまだなっていないようだ。
例えば閉店情報。臨時の営業時間。混雑時間。こういったものは、例えばチェックインやAndroid Payの支払など、他の情報から類推可能だ。ある日突然店に人が来なくなったら怪しい、というようなものだ。これぞビッグデータの使い道と言える。人間は(その場に居れば)そういった情報処理を無意識にするものだが、このような「常識」ソフトをスマホに入れておくと、その時の「ソフト的気付き」がネットに溜まっていく。あるいはネット側にあってもよい。
上の制度で言うなら、「車椅子対応の入口はありますか?」などという質問がよくあるのだが、車椅子の人が実際に入れているかどうかを追跡する方がよほど信頼性が高いなずだ。プライバシーの問題もあるだろうから簡単ではないだろうが、そういった目に見えない情報は多数存在しているはずで、自動で収集しないと追いつかないはずだ。
逆に言えば、そういった情報が揃った社会は極端に効率が高いことになる。朝の通勤に何分余裕を見るか、友達との待ち合わせを何時に何処にするかなど、全てをGoogle先生に聞いた上で行動すれば間違いない、という時代になるかもしれない。
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