2017年7月8日土曜日

機能スキン


ソフトウェアの見た目を手軽に換えることができるのがこの「スキン」機能だ。テンプレート、フレームワーク、言い方はソフトによって色々あるが、様々なレベルで様々なスキンが提供されている。WebブラウザのCSSだってスキンと言えなくもない。

近年感じるのは、様々なソフトウェアの間を渡り歩くにあたり、単に見た目というだけでなく、操作性の違いを一々覚えなければならないことだ。単純な話、MacとWindowsとLinuxにおけるウィンドウの操作の違いがそうだし、アプリケーションのメニューの位置や階層もそうだ。そういった「操作体系」のレベルでもスキンが欲しい、というのが本稿の主張だ。

これは、ボタンやメニューバーなどを操作した結果として得られるファンクションの実行と、その操作体系を分離するものだ。起動するプログラムとパラメータ、その名称と属性をリスト化しておいてスキンに渡すと、スキンが考えて適切なUIを提供する。これによって、例えばMicrosoft Office風、vi風、iPhone風、・・・とスキンを変えてやることができる。

これは、同じアプリケーションを異なるプラットフォームに展開したい場合に有利だ。と同時に、異なるプラットフォームで同じUIを使いたい、というときにも対応できる。開発者側にとっても、UIを一々細かく考える必要がないことにはメリットがあるはずだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ダイナミック租税とその指標

今の法律では、税率は一定の計算式で表されるが、そのパラメータは固定である。需要と供給のバランスによって商品の価格を変えるダイナミックプライシングというのがあるが、あれを租税にも適用してはどうかと考えてみた。 納税者の声をベースにして様々な租税や補助金を自動調節して、どこか一箇所...

人気の投稿: