デススターの建造費用が7580京円、アメリカのGDPが1200兆円、らしい。まあデススターは置いておくとして、国はおろか世界中の全ての国がひれ伏す額だ。だがまあ、精神的な満足であれば10万円もあれば買えるし、心理学的に考えれば長くは続かない。カネがあっても技術的にできないものはできない。不老長寿とか。それに、以前も書いた通り、個人の欲の満足には多過ぎるカネだ。
ここまで来ると、研究をチンタラやっている場合ではない。実力行使あるのみ、である。そこで考えるのが、以下の通り。
- 地球温暖化防止事業
- 光合成事業
- 藻による光合成で、二酸化炭素の固定及び食料・飼料・燃料生産を行う
- 砂漠緑化事業
- 大規模な砂漠(アフリカ、西アジア、モンゴル、オーストラリア等)で大規模な緑化を行う
- 人工木で太陽光発電と水生成、日陰の確保を行い、日陰で植物を育成する
- 最終的には地域の気象まで変えることができる
- ドライアイス生成事業
- 寒冷地では光合成や太陽光発電ができないので、できる地域から電力を貰ってドライアイス他液体ガスを生成する
- 光合成事業
- エネルギー事業
- 太陽光発電及び太陽熱発電事業
- 火力、原子力発電に匹敵する電力を生み出し、これらを駆逐する
- 需要より大幅に高い能力を持ち、寒冷地への送電も行う
- 送電事業
- 石油パイプラインに相当する超電導電力線を世界各地に張り巡らす
- 世界中でくまなく豊富な電力が使えるようにする
- 蓄電事業
- 大規模な蓄電所を各地に作り、電力グリッドと併せて安定供給を行う
- 太陽光発電及び太陽熱発電事業
- 通信事業
- 有線通信事業
- 電力線に並行して通信線も這わせ、世界中で安価な通信を実現する
- 衛星通信事業
- 現状の4G並みの通信を世界中で行えるようにする
- 特殊な携帯電話でなくても、世界中で使える
- 有線通信事業
- 教育事業
- コンテンツ作成事業
- 中学卒業程度までの一般的教養を全世界で網羅し教育素材として活用できるようにする
- 教師育成事業
- 教師を志す者への無償の教育プログラムを整備する
- プログラム卒業者の職場探しを手伝う
- コンテンツ作成事業
- マイクロインフラ事業
- 大都市以外を想定し、必要となるエネルギー・水・通信・(基本的な)食料生産システムをセットにして販売する。規模により家族単位・村単位・町単位程度までカバー。
- 自力メンテナンスのための教育もセットで開発する。
- 地球連邦の設立
- 国際連合が条約ベースなのに対し、連邦制の国際組織を作る。つまり、原則的な部分に関して拘束力を持ち、ある程度中央の意向が反映される組織である。それは、軍事力、連邦外国家との外交、大まかな経済政策、人権要綱、連邦内交易、連邦税などになる。但し広い地域、場合によっては不連続な地域が纏まるため、その拘束はより原則的なレベルに留まる。
- 連邦内は上の施策の恩恵を受ける。即ち通信、エネルギー、教育が無償ないしは極めて安価になる。
最後の一つは少し違和感があるかもしれない。だがちゃんと理由はある。というのは、エネルギーを作り出すのは赤道付近、消費するのは温暖地域と寒冷地域、となる。地域的には不公平だ。またこれは、現在の石油・ガス産出国にとっては疑いなく商売敵になる。
地球規模で考えればこの程度の分散は当然のことなのだが、今の国ベースではそうは行かない。そうなれば中には反発して妨害をするところも出てくるだろう。そこから事業を守るためにはある程度の軍事力は必要だが、国家でない私人が軍隊を持つわけには行かないし、特定の国に依存することもできないからだ。
恐らく、弱小国から順に加盟するようなことになるだろう。だが最初の電力を確保するには、広い砂漠地帯を持つ国をどうしても最低一国は仲間に入れる必要がある。これが何処になるのかが成否の鍵になる。
ざっと計算してみたのだが、金額のブレはかなり大きい。最初の二つが多額になるだろうが、各々100兆円も掛からないだろう。意外と地球連邦の方が掛かるかもしれない。軍隊に、である。皮肉なものだ。
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