2017年10月20日金曜日

ウィンドウ文化は廃れる?


UNIXのX、Windows、MacOSで使われているウィンドウは長年使用されていたが、スマホでは全画面操作が基本である。タブは使われているにせよ、任意の大きさのウィンドウというのは時代に合わなくなってきているのではないか。

全画面、半画面があれば、後は1/4、1/8と分かれるのでよい。これなら画面設計も楽だし無駄なスペースもない。ファイル中心操作のWindowsではそれでも残る可能性があるけれども、マイナーになる可能性も否定できない。

今後、ウィンドウが生き残る場があるとすればVR、MRの世界だと思うが、それでも今のように完全に自由なサイズ変更が必要だとは思えない。あらかじめ定められたOSの指定サイズの中から幾つかを選べるようにする、という方が、自然だしユーザに対しても親切ではないか。例えばウィンドウのサイズによって押すべきボタンが隠れてしまうなどというのは不親切極まりないことだが、今のウィンドウでは普通に起こり得る。

タブレットやPCでは画面サイズからの制限があるが、VRなどではその制約はないため、形も含めてサイズはむしろ自由になるのだが、あまりにフレキシブルではUI設計が大変になる。映画に出てくるようなUIでも、サイズフリーなものはあまりない。ウィンドウ同士の重なりまで含め、ウィンドウ中心のUIは見直される時期にあると思う。

これはむしろ、VR時代のUIとはどのようなものになるか、という視点で語られるものになるのだろう。これについては別に検討してみる。

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