2017年10月7日土曜日

位置通報サービスの統合


約4100台のタクシーを動く基地局に--渋谷区でIoT見守りサービスを本格運用開始

https://www.tepcotta.jp/

このサービスは、タグ自体には位置把握機能も長距離通信機能もない代わりに安価小型で電池も長寿命、一方で探す側はスマホに専用ソフトをインストールしておく、というタイプで、落し物タグなどとやっていることは同じだ。

この手のサービスは少々乱立気味で食傷している。そろそろ統合してほしいと思う。タクシーに乗せたこと自体はよいアイデアだとは思うが、クローズドサービスではやはり限界がある。このタグのソフトも乗せて、あれも乗せて、と来たら、パンクしてしまうだろう。

結論からすると、スマホのベースサービスとして搭載しておき、契約情報に基づいて業者に有料でデータを提供する、という仕掛けはどうだろうかと思う。これには二種類あり、一つは検知側だ。このサービスはオプトインでオンにでき、報酬が得られるようにしておく。通信費や余計なバッテリ消費が生じるのだからこれは納得できるだろう。とはいっても数円~数十円/月といったような、微々たるモノになるだろう。これなら、同じサービスに加入していなくてもモノ探しに協力できるから、皆こぞって加入するはずだ。

一方で契約側(探す方)情報の登録も、実物のタグをかざすだけとしておけばよいし、課金もケータイ払いを使えばよいとなると、これはベンチャーではなくキャリアの基本サービスとしてもよいくらいだと思う。ベンチャーはタグの販売で稼げばよい。見入りが一見減りそうに見えるが、検知ポイントが一気に増えるのでタグの実用性が上がり、販売台数の大幅な増加が期待できる。

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