2017年10月25日水曜日

電子会員証と電子スタンプの無償化


スマホ全盛の時代なのに、Apple PayやAndroid Payに対応する会員証やポイントサービスはなかなか増えてくれない。街の小さな独立系の店舗では、未だに紙の会員証にスタンプを押していたり、小さなチケットを発行したりしているが、この程度の店舗でも導入可能なくらいに敷居を下げてやらなければ加入してくれない。

その大きな敷居とは、「タダかどうか」というところだろう。実際には紙の印刷代などが掛かっているが、ランニングコストが月数百円でも抵抗がある。更に、スタンプに匹敵する簡単さが必要だ。

Android PayでもApple Payでも、バーコードやQRコードの表示をするところまではできるので、これを読むスマホとソフトがちょっとあれば良いはずだ。実は似たような店舗用サービスは存在しないことはないのだが、どうも商売っ気がありすぎて、無償で提供できるところまで行っていない。例えばバーコード付き会員証を有償で印刷しますとか、一日何回以上の利用が必要だとかだ。

そうではなく、店舗が用意するのはスマホだけ、しかもWiFiが繋がればよいので私物でも構わないし、当然中古でもよい。SIMカードすら要らない。後はWiFiがあればよい。Webサービスもタダで提供する。ここまですれば、採用してくれるのではないか。

Webサービスとして提供するのは単純なデータベースであり、そのような小さな店舗ならトラフィックも殆ど発生しないはずだ。AWSの一番小さなものでも充分対応できる。

もちろんこれだけでは儲からないから、Apple PayやAndroid Payに対応するのではなく、専用のソフトで実現するものとして、ここに広告を入れればよい。広告収入型にすることにより、ビジネスとしても完結できる。

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