2017年10月9日月曜日

気体マットレス


直径1~2cm程度の薄膜樹脂製のボールの中に、特殊な液体を入れておく。これは30℃程度を沸点とするように調整した液体で、普段は液体なので潰れているが、寝ることによって体温が伝わると沸騰し、圧を得てボール状になる。

こうすると、持ち歩くときは潰れて板状ながら、寝るときには適度な弾力を持つマットになる。起きると自然に潰れてまた持ち運べるようになる。

問題なのは、日常でも30℃以上になることはままあるということだ。普段は放置するにしても、山に行くまでに膨らんでしまっては困るので、日本では夏以外しか使えない。この対策としては、もっと高い温度に沸点を設定しておいて、電熱で膨らませるということも考えられる。また、形状記憶合金も考えたが、問題は同じである他、金属なので錆びたり重かったりという懸念がある。

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