2017年10月4日水曜日

買い物管理


コンビニで扱う商品には全てバーコードが付いている。これはレジ打ちの速度向上や打ち間違いを防ぐためのものだが、考えてみればこれはユーザにも有用な情報だ。

スマホのカメラでバーコードやQRコードを読むソフトは既に存在する。これで商品のバーコードを読んで、Googleで検索すると、商品が何であるかくらいは分かる。だがこれはあくまで汎用の検索であり、必ずしも分かるとは限らないし、それ以上の情報は検索結果をいちいち当たるしかない。

もしここから、ユーザが欲しいと思う情報を自動で取得できたら、更にそのデータが連携できたら、色々と面白いことができる。どんな情報が欲しいのかと言えば、
  1. 商品名称
  2. 数量、容量、入り数
  3. ベンダ名・販売車・輸入業者、問い合わせ先情報
  4. 消費期限、賞味期限(これは今のバーコードにはないので別のコードが必要)
  5. 食品表示義務情報(保存方法、原材料名、保存方法など)
  6. アレルギー関連情報
  7. 栄養価
  8. 取扱説明書(PDFのURL)
  9. 付属品リスト(個々の付属品毎に同様の情報へのリンク)
  10. 電子保証書
  11. 電子リサイクル券
  12. 輸出入条件
  13. 梱包形態、梱包外形、商品サイズ、重量
  14. 6面写真(商品、梱包各々)
更に、購入店においてレシートをスキャンすることで、これらをリンクして購入記録として残すことができるはずだ。支払方法、消費税、購入金額、購入日、担当者等。つまり、レシートを一つスキャンすればこれらが全て分かり、既に買ったものについては自分で商品をスキャンすれば商品情報は分かる、というようにする。

これだけの情報を自動で得られれば、次の自動化が色々と見えてくる。
  1. 家族のアレルギー情報と付き合わせて、自動警告する。
  2. 消費期限情報を合わせて取り込み、アラームをセットする。
    1. 備蓄量と消費量を鑑み、アラームを早めにセットする。
  3. 定期メンテナンス(フィルタ掃除、消耗部品交換など)のアラームを出せる。
    1. 消耗品の購入を簡単にできる。機器をスキャンして消耗品一覧から対象を選び、店を選んでボタンを押すとカートに入る、など。
    2. メンテナンス終了をその機器に電子的に知らせる。メンテナンスランプを消す、など。
  4. 既に買ったものと突き合わせ、備蓄量が多過ぎるものは警告を出す。
  5. 備蓄量の多いものを中心にした献立を提案する。
  6. 備蓄量が少な過ぎるものは、買い物前に警告を出す。
  7. 防災備蓄の充分性を、家族構成と突き合わせて評価する。(水が足りない、栄養バランスが悪い、など)
  8. (大型のものが)部屋に入るかどうか(経路も含めて)、取り回しが大丈夫か、などが分かる。
  9. 既存の機器との相性が分かる。例えば浄水器と蛇口形状がマッチするか、200V対応、洗濯機パンに収まるか、など。
  10. 自動で家計簿を作り、評価する。家計の見直しの助けとなる。
  11. 付属書類の低減。また付属品も、オンデマンドで購入できる前提で付けない、ないしは直ちに確認することで余計な付属品を付けない、ということが可能になる。
他にも色々考え付くだろう。これらのうち、アレルギー関連情報は、ユーザにとって真剣に必要なものだ。商品情報の表示義務に続き、オンラインでの情報提供義務についても徐々に強化し、間違いのない仕掛けにして頂きたい。その他についても、直接的な効果は弱いかもしれないぜ、全体としてみれば「家計の最適化」に繋がっていて、無駄が減る分効率化が進むはずだ。

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