コンビニで扱う商品には全てバーコードが付いている。これはレジ打ちの速度向上や打ち間違いを防ぐためのものだが、考えてみればこれはユーザにも有用な情報だ。
スマホのカメラでバーコードやQRコードを読むソフトは既に存在する。これで商品のバーコードを読んで、Googleで検索すると、商品が何であるかくらいは分かる。だがこれはあくまで汎用の検索であり、必ずしも分かるとは限らないし、それ以上の情報は検索結果をいちいち当たるしかない。
もしここから、ユーザが欲しいと思う情報を自動で取得できたら、更にそのデータが連携できたら、色々と面白いことができる。どんな情報が欲しいのかと言えば、
- 商品名称
- 数量、容量、入り数
- ベンダ名・販売車・輸入業者、問い合わせ先情報
- 消費期限、賞味期限(これは今のバーコードにはないので別のコードが必要)
- 食品表示義務情報(保存方法、原材料名、保存方法など)
- アレルギー関連情報
- 栄養価
- 取扱説明書(PDFのURL)
- 付属品リスト(個々の付属品毎に同様の情報へのリンク)
- 電子保証書
- 電子リサイクル券
- 輸出入条件
- 梱包形態、梱包外形、商品サイズ、重量
- 6面写真(商品、梱包各々)
これだけの情報を自動で得られれば、次の自動化が色々と見えてくる。
- 家族のアレルギー情報と付き合わせて、自動警告する。
- 消費期限情報を合わせて取り込み、アラームをセットする。
- 備蓄量と消費量を鑑み、アラームを早めにセットする。
- 定期メンテナンス(フィルタ掃除、消耗部品交換など)のアラームを出せる。
- 消耗品の購入を簡単にできる。機器をスキャンして消耗品一覧から対象を選び、店を選んでボタンを押すとカートに入る、など。
- メンテナンス終了をその機器に電子的に知らせる。メンテナンスランプを消す、など。
- 既に買ったものと突き合わせ、備蓄量が多過ぎるものは警告を出す。
- 備蓄量の多いものを中心にした献立を提案する。
- 備蓄量が少な過ぎるものは、買い物前に警告を出す。
- 防災備蓄の充分性を、家族構成と突き合わせて評価する。(水が足りない、栄養バランスが悪い、など)
- (大型のものが)部屋に入るかどうか(経路も含めて)、取り回しが大丈夫か、などが分かる。
- 既存の機器との相性が分かる。例えば浄水器と蛇口形状がマッチするか、200V対応、洗濯機パンに収まるか、など。
- 自動で家計簿を作り、評価する。家計の見直しの助けとなる。
- 付属書類の低減。また付属品も、オンデマンドで購入できる前提で付けない、ないしは直ちに確認することで余計な付属品を付けない、ということが可能になる。
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