2017年10月12日木曜日
冷凍ナッツ保存食
ナッツ類は、重量当たりのカロリー数が高い。100g当たり600kCalと、食べ物の中では最高レベルである。登山中の代表的な行動食で、ナッツやドライフルーツなどを混ぜた「トレイルミックス」というジャンルの食品があるが、高カロリーに加え、火を使わずに手軽に食べられ、常温保存が可能、中身を好みに合わせて変えることができる、等の理由により、昔から重宝されている。
非常食としてナッツ類を挙げている人は、意外と少ない。その理由を考えてみるに、市販されている3年、5年常温保存が可能な非常食と比べ、多くのナッツ類は3、4ヶ月から半年程度しか賞味期限が書かれていないからではないかと思う。ただ、これには一つ抜け道が存在して、それが冷凍保存である。
ナッツが劣化する原因は主に二つあり、一つは湿気を吸うことによるカビなどの繁殖、もう一つは油脂類の酸化だ。冷凍はこの二つを防いでくれるので、数年は保存することが可能である。
電気が切れれば中のものは直ぐ腐ってしまう、というのが冷蔵庫に対する世間の印象だと思う。だから冷蔵庫に非常食を入れようとはなかなか発想できないかもしれない。だがナッツに関して言えばこれは例外であり、冷凍庫にミックスナッツを入れておくというのは大正解だ。
電源が落ちたらまず要冷蔵・要冷凍のものを先に食べ、ナッツ類はそのままにしておいて、日が経ったら保存食の補助として食べる、というようにすれば、カロリーが稼げ且つ日頃食べなれているものを食べられる。例えば
https://www.amazon.co.jp/%E7%B4%A0%E7%84%BC%E3%81%8D-%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84-%E3%81%8A%E5%BE%B3%E7%94%A8-2kg-%E7%84%A1%E6%B7%BB%E5%8A%A0/dp/B01KZB8GH2/ref=sr_1_3?s=food-beverage&ie=UTF8&qid=1505797406&sr=1-3&keywords=%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF
を1つ買っておくとすると、これは2kg入りなので、12,000kCalと計算できる。一般的な非常食でこれだけのカロリーを得るには、例えばカロリーメイト4本入りは400kCalだから30箱分となり、相当のスペースが節約できる。
ドライフルーツ1kgのものも同時に買っておいて、1年で入れ替えると決めておき、その際に自分でトレイルミックスを作って、小分けにして冷蔵庫に移し、それを少しづつおやつとして消費する、という運用も楽しそうだ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
注目の投稿:
ベジファーストと三角食べ
書籍「糖質疲労」「脂質起動」がベストセラーになっているらしいというので、少し読んでみた。そこに書いてあったことでいくつか気になったことがあったので、これをネタに生成AIをイジメてみようと思い、会話してみた。 その疑問とは、いわゆるベジファーストへの反論である。 まずベジファー...
人気の投稿:
-
骨梁とは、骨の内部に存在する網の目ないしはスポンジのような構造のことだ。この構造によって、骨は頑丈なのに軽量でいられる。類似の構造としてはアルミ発泡材があるが、あれはどちらかと言えば消音や軽量化が目的であり、骨のような(建築用語で言うところの)構造材としての用途とは少し違う...
-
屋根に超音波振動装置を取り付けておく。これによって屋根と雪の間の結合が破壊され、雪が滑り落ちやすくなる。これが題記装置の原理だ。角度によっては放っておいても落ちるだろうし、そうでなくても楽に雪下ろしができる。 まあ超音波でなくて低周波でも良いのだろうが、超音波の方が簡単...
-
ディーン・ケーメン氏が発明した浄水器「 スリングショット 」の原理は、いわゆる蒸留である。つまり水を沸騰させて水蒸気にした後、冷やして水に戻す。汚水と蒸留水の間で熱交換を行うことで効率を上げている。 日本では、防災用の浄水器としては中空糸膜や逆浸透膜が殆どだ。これと蒸留式には...
-
ハクキンカイロの発熱原理を調べていて、これを防災用(キャンプ用でも良いのだが)の湯沸しに使えないかと考えた。 普通、キャンプではガスコンロを持っていく。だがあれは裸火を使うから、熱効率は悪い。これに対してハクキンカイロの仕掛けは、白金触媒を適切な場所に配することで、極...
-
あるいは家庭用自販機、とでも言おうか。自宅のすぐ脇にあって、品揃えが少数多種、単に飲み物だけでなく、生鮮品や惣菜などもラインナップに加え、複数台並べて簡易コンビニ的に使用する。 自販機コンビニと似ているが、大きく違うのは次の通りだ。 品揃えはカスタマイズできる。 ...
-
生成AIを使って作成されたイラストに対する極端な非難が相次いでいる。そのどれもが、ちょっと行き過ぎに思える。例えば、事前にAIであることを知らせているもの、絵を描いている本人が確認し承諾したものまでも非難されている。なぜこんなに過剰な反応をするのだろう。単にノイジーマイノリティの...
-
コンクリート住宅を3Dプリンタで作る、という試みは、世界中で行われている。しかし日本では、鉄筋なしのコンクリートだけの住宅は認可されない。地震が多い日本では、揺れで簡単に壊れてしまうからだ。コンクリートは圧縮に強いが引っ張りに弱い。鉄筋はその逆だ。鉄筋コンクリートが使われる...
-
不気味の谷というのは人間に似せようとするから起こるのであって、Pepperやaiboには存在しない概念だ。日本にはアニメキャラという秀逸な文化があるのだから、顔にしても動きにしても、そういった一つのカテゴリとして「抽象化ヒューマノイド」(言葉が適切かどうかは分からないが)と...
-
書籍「糖質疲労」「脂質起動」がベストセラーになっているらしいというので、少し読んでみた。そこに書いてあったことでいくつか気になったことがあったので、これをネタに生成AIをイジメてみようと思い、会話してみた。 その疑問とは、いわゆるベジファーストへの反論である。 まずベジファー...
-
バカの壁 [ 養老孟司 ] 価格: 734円 (2016/10/26 18:15時点) 感想(72件) 養老孟司 氏の名書だ 。 いちばんキライなタイプが、以前も言った「中途半端な科学万能主義者」なのだが、この類の人の「バカの壁」が一番厚い。多くの場合...

0 件のコメント:
コメントを投稿