2018年7月14日土曜日

BLE-LPWA連携


https://fabcross.jp/news/2018/20180524_braveridge_blerouter.html

BLEとLPWAはどちらも超低消費電力だが、BLEは近距離で速度が速く、LPWAは長距離で遅い。この両者を組み合わせようとするのは自然なことだ。

BLE-LPWAが搭載されているのはIoTセンサだ。長距離向け情報はそのまま流し、短距離向け情報は送らずに貯めておいて、近くに読み取り端末が来たときだけそれを吐き出す。そうでなければ容量に応じて捨てる。

都会なら既にLPWA網は整備されているので、そこからネットに繋がるから、どこのセンサの情報でも手に入る。一方で少し都会から離れると、LPWA網がないため自前で構築しなければならない。これはいわゆるマルチホップが有効だが、元々の通信容量が少ないLPWAでは難しい。従って、リクエストに従って都度マルチホップにするような仕掛けが必要になるだろう。

例えば田畑なら、何十kmも自宅から離れているということはないだろうから、リビングにLPWA-BLEルータを置いておいて、最後はスマホに繋げる、というようなものにすればよい。もっと広域の、例えば地すべりモニタのようなものなら、町外れに一つルータを立てておいて、そこにセットトップボックスと携帯電話通信をつなげておくようなものになるだろう。

防犯カメラのようなものなら、毎日巡回する警備員が近づく度に詳細データを収集するとか、植物工場ならコンベアで順に読み取り装置に送る、というようなこともできるだろう。もちろんそれはルーチンワークであり、異常があれば直ちにLPWAで信号が飛び、要員が駆けつけることができる。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ダイナミック租税とその指標

今の法律では、税率は一定の計算式で表されるが、そのパラメータは固定である。需要と供給のバランスによって商品の価格を変えるダイナミックプライシングというのがあるが、あれを租税にも適用してはどうかと考えてみた。 納税者の声をベースにして様々な租税や補助金を自動調節して、どこか一箇所...

人気の投稿: