蜂蜜漬けというのはよく聴く話だが、オイル漬けとは何だ。しかもその先には更にヘンな作り方、保管方法が書いている。何のためだ。しばし話をお聞き頂きたい。
【材料】
- ナッツなら何でもよい。アーモンド、ピーナッツ、カシューナッツ、など等。塩、無塩、何でもよい。但し一袋に入っている量は小さい方がよく、脱気されたものにする。通販や業務用ではよく見かける。
- 容器。そのナッツの袋が入って十分に隠れるサイズのもの。もちろん油が漏れないよう、密閉されていること。
- 油。食べられる油でよければ何でもよい。また高価なものは必要ない。機能性も不要である。
- 容器はアルコールなどで消毒しておく。煮沸までは必要ない。ナッツの袋も同様。
- 容器にナッツの袋を入れる。袋は開封しない。一つの容器に複数の袋を入れても良い。
- そこに油を入れる。ナッツの袋が完全に油に浸るようにする。もし浮いてくるようなら押さえるためのもの(これも石ころでも何でもよい)で押さえ、蓋をする。
- その容器を冷凍庫に入れる。
- 冷凍庫から容器ごと取り出し、油を切る。油が固まっているようなら取り除く。
- 袋を石鹸や洗剤で洗う。よくすすいで、水を切り、拭く。
- 開封して食べる。
ナッツは高い栄養価があり、サバイバルフーズとしては体積(重量)効率が高い。登山でもよく行動食として使用される。しかしナッツは酸化しやすく、長期間保存するのは難しい。(これに対して、粟や黍のような穀類は長期間日持ちするが、そのままでは食べられない。煮炊きが必要である。) そこで、長期間保存するために考えたのが、「オイル漬け+冷凍」、というわけだ。
もともと、冷凍するだけでも効果はあり、1年くらいはこれで対応できる。蜂蜜漬けもあるが、自宅で作るものでは長期保存効果は期待できない。オイル漬けにすれば空気に晒されるのを防ぐことができるが、直接オイルに漬けるのでは開封に伴う雑菌の混入が心配だ。そこで、脱気した袋をそのままオイル漬けにして冷凍する、という方法を思いついたわけだ。
もし震災で電気が止まっても、そこから食べ切るまでの間くらいは十分に日持ちするから、十分に防災食としては機能するはずだ。問題は、こうすることによって何年もつのか分からないこと。2年か5年か10年か、試す方法はないものか。
尚、同様にドライフルーツの袋も漬けておくと良いと思う。
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