2018年7月11日水曜日
AIがAIを創る
現在のAIが自我を意識してスカイネットのように振舞う、と考えている人は、専門家の中では皆無だろう。巷では色々言う人がいるが、それは門外漢だ。専門家は今のAIの限界が良く分かっている。
しかし、それは将来的にもAIが人間並みにはなれない、ということではない。永久機関とか時間旅行とかとは違って、やり方がまだ分かっていないだけ、将来的には可能性はある。その一つが、AIが自分自身のアーキテクチャを変えていく、というものだ。
現状ではこれはできないのだが、ここで一つ発想を変えてみて、二つのAIがあって、一つがもう一つのAIの振る舞いを見つつアーキテクチャを変えてみる、という構図を思いついた。更に言えば、一つのAIが多数のAIを見つつ、学習の成果を見て少しづつ違うアーキテクチャを試す、という構図も考えられる。また、相互に相互を変える、ということも考えられるだろう。あるいは複数の階層化もあり得る。
もちろん無限に変えることはできないのだが、例えば複数のAI同士の接続を変えてみるとか、精度の悪いAIの資源割り当てやアルゴリズムを変えてみる、といったことは可能なはずだ。こうすると、単純に精度や速度が向上するだけでなく、機能の向上も図ることができるのではないか。
このアイデアを基礎として、そのやり方自体の研究を進める。例えば、まずトータルアーキテクチャとしてのI/Oと、部品としてのAIを抽象化したモデルを作り、その相互接続を複数のアーキテクチャで定義し、入れ替えのコマンドと学習データの維持・消去について指示ができるようにしておく、・・・といったものだ。
この研究がそこそこ上手くいけば、いよいよ専門家ですらシンギュラリティを信じる気になる日がくるのではないだろうか。
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