2018年7月24日火曜日

漆黒のVR部屋


現在のVRゴーグルの欠点は、重く大きいこと、また密閉するので蒸れることだ。端的に言えばレンズが曇ってしまう。暑い。長時間装着できない原因の多くはこれだ。

なぜ密閉するのかと言えば、周りが明るい状況でも使えるようにするために他ならない。であれば、周りが暗ければ問題ないのではないか。もっと開放的に作れるのではないか。

そこで考えるのが、防音ルームのような密閉の部屋だ。音は別に関係ないので、枠だけ針金で作って布を掛けるのでもよい。ただその場合、遮光性と、もう一つ、VRゴーグルからの光の漏れが壁に映らないようにしなければならない。

そこで思い出すのが、史上最も黒い物質「ベンタブラック」である。これを使った塗料は既に開発されている。この布の内側にベンタブラックを塗れば、VRゴーグルから光が漏れても吸収され、影響はないはずだ。

開放型VRとベンタブラック簡易暗室の組み合わせ。意外とイケるのではないか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ASIの発達と決定論

 世の中の話題はAGIを通り過ぎてASIに進んでいる。AGIがGeneral IntelligenceならASIはSuper Intelligence、即ち人類を遥かに超えた知性ということらしい。 2045年にシンギュラリティが起きると予測したのは、人工知能研究の世界的権威であ...

人気の投稿: