2019年1月16日水曜日

年中重箱


おせち料理を見ていて思うのは、なんでこれが年に一回しかないのだろう、ということだ。昔と違って塩味のきついものも減り、日持ちも悪くなってくる中、保存料理としての側面は廃れている。縁起物といってもほとんどは言葉の語呂合わせに過ぎない。加えて、最近のおせちはずっと日常食に近づいている。和洋中とバラエティも豊富だ。足りないのは野菜類だが、これらの補完は工夫次第で可能だろう。

そこで、こんなおせちを考えてみる。
  • 毎月一回など定期的に、例えば一段だけ重箱が届く。基本は冷凍であり、冷蔵庫に一日置いて解凍する、というのは、今のおせちと同じだ。
  • 正月以外の重箱は、普段食べるものが入っている。もちろん生野菜はないし、スープ類も無理だから、これだけで食事が完結することはない。主食(ごはん、パン、麺など)も含まれていてない。
  • 単なる冷凍食品宅配と異なるのは、容器である。弁当の容器のように扱いに困るヤワなものではなく、垂直に積み上げられる強度と、同じサイズにぴったり収められている、という無駄のなさがある。
  • また、冷凍宅配弁当と異なるのは、お仕着せのワンパック食べ切りではなく、複数の惣菜を数日掛けて好きに食べることができる、というところだ。これもおせちに倣っている。
  • この容器のサイズ専用の冷凍冷蔵庫が別売りになる。例えば冷凍庫に十段、冷蔵庫に三段の重箱が、ぴったり入る大きさになっている。
宅配弁当との違いはわずかだが、個人的にはこちらの方が魅力的に感じる。どこか検討して頂けないものか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ダイナミック租税とその指標

今の法律では、税率は一定の計算式で表されるが、そのパラメータは固定である。需要と供給のバランスによって商品の価格を変えるダイナミックプライシングというのがあるが、あれを租税にも適用してはどうかと考えてみた。 納税者の声をベースにして様々な租税や補助金を自動調節して、どこか一箇所...

人気の投稿: