ブロックチェーンの欠点である、過剰な冗長性を排除するための方策として、以前から幾つか考えている。二重ブロックチェーンなどがそうだ。それとはまた異なる形式の方法を考えている。それは、完全に重複した台帳を持つのではなく、部分的な台帳を持つ、というアプローチだ。
- 台帳は、その大きさ(容量)と参加者(ノード)の数に応じて、適当な大きさに分割される。
- ノードの数が少ないときは分割数も少なく、冗長性は高くなる。ノードの数が多くなると、数も多くなる。
- 分割は、時系列で行われる。
- ノードには、分割された台帳のうち一つないしは複数が置かれる。ノード数が少ないときは全てが置かれるが、数が増えればその一部のみとなる。但し最新のものは全員が持つ。
- 分割の切り口は、例えば承認率と時刻の複合計算によるのが良いだろう。最新のものは全員で持ち、承認が安定した古いものは容量を決めて分割する。
- 古いデータを保管するノードの数は、古いほど少なくなるようにする。また、ノードの信頼性(稼動期間や安定度など)や余裕(空き容量)、地理的・論理空間的分散等についても評価し、適切に配置する。
- 特定のノードに注目すると、最新の台帳と、古い台帳の一部が保管されていることになる。古い台帳にさかのぼって検証をする機会は滅多に来ないが、もし来たら他のノードから取り寄せることはできる。もちろんランダムに複数のノードから取り寄せ、一致することを確認する。台帳同士の接続も、当然確認する。
- 古い台帳の配置や改ざん検証は、バックグラウンドで常に行われるものとする。配置の変更も同様に行われる。
- トランザクションの全員検証については、従来のブロックチェーンと同じとする。
有識者の検証を望む。
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