2019年1月18日金曜日

語学学習用仮想人格


外国語の上達の秘訣は、外国人の恋人を作ることだという。まあそこまでせずとも、要は頻繁に会話できる環境があることは、非常に重要だ。Skypeで海外の教師と会話をするようなサービスもあるが、生身の人間を相手にするのは緊張する。

もし、用途に適するAI人格があったとするならばどうだろう。動機としては十分だし、なかなか魅力的なプランではないだろうか。何せ相手は疲れないし、自分用のカスタマイズできるし、自分の時間にも能力にもぴったり合わせてくれるのだ。上達しないわけがない。

これがもしAI教師だったら、ちょっと違ったかもしれない。カリキュラムがあったり進捗をチェックされたりというのは、試験のためならしょうがないが、単に英会話が上達したいという程度の動機では苦痛になる。それに、AI教師だとアルゴリズムが複雑になりそうだ。ただ会話をするだけ、それも雑談をするだけなら、個人向けのカスタマイズなんてのはパラメータの問題であり、アルゴリズムがごっそり入れ替わるわけではないから、作るのは簡単なはずだ。

考えてみれば、教師はこの対極かもしれない。つまり学問的な学習はAI教師で、会話や趣味などはAI人格との会話で、だ。学校では何でも一緒くただが、これで教師が必要な学習が絞れるのなら、AI人格の活用は学校でも採用されるかもしれない。もちろん今あるならすぐにでも欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ダイナミック租税とその指標

今の法律では、税率は一定の計算式で表されるが、そのパラメータは固定である。需要と供給のバランスによって商品の価格を変えるダイナミックプライシングというのがあるが、あれを租税にも適用してはどうかと考えてみた。 納税者の声をベースにして様々な租税や補助金を自動調節して、どこか一箇所...

人気の投稿: