2019年1月21日月曜日

リバースモーゲージによる自治体の空き家対策


地方では空き家対策が問題となっているが、これをもっと積極的に解決する手段を提案する。

リバースモーゲージというものをご存知だろう。借金の担保として自宅を入れておき、引き続きその家に住む。生きている間はその借金で生活する。死んだときには家は貸主のものになる。

これを自治体主導で実行すると、空き家がどんどん自治体の所有になる。一旦自治体の所有になってしまえば、自治体主導でそれを活用できる。例えばイベント、ベンチャーへの貸し出し、民泊などだ。農地化、太陽光発電所の設置、あるいは纏めて潰して建て直したり、道路にしたりすることも考えられる。何れにしても、まともに交渉するよりはスムーズに行くだろう。

これは土地でも同様である。単純に買収するよりも、リバースモーゲージにした方が安価に入手できるはずだ。また、そもそも空き家ができる原因は、相続人がそこに住みたくないから、相続の権利関係が整理できないから、であるが、自治体が関与することによりそれも進めやすくなる。

その代償として、非常に長期の計画になる。これは自治体にとってはさほど問題にならないと思われる。計画さえしっかり作れば、区画整理ができるし、コンパクトシティ化などにも役立つから、地域振興に貢献できると思う。

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