2019年4月23日火曜日

AIによる企業評価


国から企業への規制としては、各種許可認可や課税などがあるが、これらはプリミティブに過ぎる、と考えるようになってきた。もっと何か緩い大雑把な、しかし普遍的な指標によるべきではないだろうか。

例えばそれは、世界XX指標、のようなものだ。大きく言えば①従業員幸福度、②環境負荷、③社会への貢献度、のような指標を設け、それが一定の指標に納まっていないと経営陣への責任を問う、といった仕掛けである。

例えば、突発的な残業があったり給料が安くても、やりがいがあり従業員が皆笑顔であるならば良し、逆に高給取りでもストレスが大きいならダメ、などである。定期健康診断でコルチゾール値を計るなどといった、簡単な指標でできるものもあるだろう。

指標は企業規模や業種毎に調整しても良いが、その調整の匙加減は国家戦略でもあるため、国がどの方向を向いているか、有能なのかが一目で分かる。子供に厳しいとか環境意識が低いとかいったことが、国同士の比較でも一目瞭然だ。

指標の作り方自体は難しいだろうが、これは経済学者が喧々諤々するよりも、AIがスパッと決めてくれた方が公平感があってよさそうだ。測定もAIが行えばよろしい。無論企業が情報を公開しなければ測定できないし、そこに誤魔化しがある可能性は否定できないが、それは走りながら考えればよいことだと思う。

まずは出してみる。それでも考えるきっかけとしては十分であり、大いに効果はあると思う。

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