2019年4月25日木曜日

天井収納


体育館の照明とか、舞台の垂れ幕とかには、天井からロープが釣り下がっていて、それがモーターで上下するような仕掛けがある。類似の仕掛けを使って、天井に収納しておいたものをリモコンで下ろして使う、取り出すといったことは、難しいことではないだろう。吊り下げた棚なら転倒することはないので、地震対策としてうってつけではないだろうか。

もちろん、全ての棚をこれにせよというのではない。建築基準法によると、天井の高さは2.1m以上である必要があり、標準的には2.4mなのだそうだ。これより、2.4mの天井から1.2mだけ降りる吊戸棚を壁面に設置してやると、普段の家具は全て1.2m以下となり、転倒しても大きな危険は無くなる。

この吊戸棚は天井に収納できるようにする。そうすると上半分はスクリーンになり、大画面をプロジェクタで投影できる。

また、これはストック戸棚にするというのもよい。1.2mの棚を二つ横に並べ、上に同じく1.2mの棚を一つ置く。もう一つの棚は吊戸棚とする。季節が変わったら、吊戸棚を挙げ、上の棚をずらし、空いたところの吊戸棚を下ろす。こうすると衣替えが完了する。

天井には、1.2mの空間が空くわけであるが、戸棚は周辺部にしか配置されず、中央が無駄な空間になる。これを避けるため、立体駐車場のように棚が移動できるようにしておくと、「選んだ棚を周囲に配置して降ろす」ということができるため、空間を有効に使うことができる。

今回はたまたま1.2mで提案しているが、2.4m全部でも構わない。降ろす位置や数を自在に制御できればレイアウト変更も簡単だし、引越しの際も、荷物サイズが決まっている分、簡単にできるように思う。これはぜひ、ハウスメーカーに検討して頂きたい。

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