2019年4月30日火曜日

ホームシェアレディの自宅


民泊は下火になったが、ワンルームマンションよりも更に安い部屋貸しが求められる時代になっている。世の中が貧乏になってきた証拠とも言えるが、子供が出て行った後の老夫婦が小銭を稼ぐにはちょうどよい。しかし、それでもセキュリティは心配だろう。

かつては、ライフスタイルの変化に合わせて間仕切りを変えられる家、というのは提案されていた。そうではなく、将来的に子供部屋をルームシェア用に切り替えられるように、と考えると、部屋の作りも変わって来て良いはずだ。

例えば、夫婦用の簡易キッチン・トイレ・風呂・冷蔵庫/洗濯機スペースを寝室に確保する、各部屋に鍵を着ける、玄関から各部屋までの間の動線を考え直す、などだ。荷物や新聞の受け取りなどにも配慮が必要かもしれない。

これらは間仕切りの変更が不要であるなど、高齢者にとって力仕事が必要でない点も嬉しい。子供云々というよりは、最初から子供も含めてルームシェアの余計な部屋を作るという発想もあるだろう。これは土地の有効活用にも繋がる。個人会社として税金も節約できそうだ。

そういう「ルームシェアレディ」あるいは「ホームシェアレディ」の家を、始めから考えて建てておく、というのは、これからの自宅建築に置いて考えてよいてもよいのではないだろうか。

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