2019年4月26日金曜日

GGGGGJapan


00000Japan(ファイブゼロジャパン)というのを聞いたことがあるだろうか。大地震などの非常時に、街の無線LANを無償開放するための仕掛けだ。普段はdocomoWiFiだったりするものが、その時には00000Japanと名を変え、無償で使えるようになる。

行政手続きの電子化においてネックになっているのが、「誰でもがスマホやPCをもっているわけではない」というものだ。これを是としたまま走ろうとするから、電子化と紙の手続きが何時までも平行して進み、効率化できない。完全に電子化することのメリットは大きく、それこそ何割というコストを削減できる。

そこで考えるのが、00000Japanの仕掛けを流用したGGGGGJapan、というわけだ。つまり、役所の手続きに限り無償で使えるWiFiスポットである。これなら携帯電話回線を契約していない端末が使えるから、例えば役所で中古品を多数買っておいて貸与するとか、携帯電話より安い価格でリースすることができる。

もちろん、「行政手続きにだけ繋がる無償SIM」でも良い。こちらだと使える場所が広がるので助かるが、普段からスマホに触っていないような人が自宅で処理を完結できるかどうかは若干疑問であり、SIMの盗難や解析が行われると厄介である。WiFiの方が良かろう。

大規模施設や公民館、市役所の会議室、サテライトなどにWiFiを設置しておき、そこに対象者を集めて説明がてら手続きをさせれば、職員側としても効率が良いだろう。目の悪い人にはタブレットを用意しよう。投票にも応用できそうだ。訪問や浮浪者対応ですら、職員がルーターを持っていけば同じ操作でできる。

00000Japanはセキュリティがないのが問題になっているが、こんなことはちょっとの技術的工夫で回避できる。なんならそれを00000Japanにフィードバックしてやってもよい。

これ、結構良さげなんですけど。

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