https://japan.googleblog.com/2019/03/GoogleMapsRefresh.html
Google Mapで実験的な機能がテストされている。カメラをかざすと、そこにARで方向表示がされる、というものだ。これならVRゴーグルをかぶらずとも簡単にナビゲーションが見れるので、大変便利だ。
だが、これにはもう一つの利点がある。その時にかざした画像データは、そのままストリートビューに使える、という事実である。町の移り変わりは早いが、Google自身がストリートビューカーで巡回するのには、時間もカネも掛かる。そこにいるユーザがちょっとカメラを回してくれれば、それが(審査加工の上)ストリートビューに反映されるのなら、その更新はずっと早くなるはずだ。
更に、それに謝礼を入れるならば、あるいは店の宣伝にも使えるとなれば、皆はこぞってそれを使うはずだ。そうすれば今まで入れなかった細かい場所にもカメラが入ることになる。
そうすると、おおよそ人が行ける所は全て、ストリートビューが可能、ということになる。大きなショッピングモールなどでは既にあるが、これがもっと細かくなり、待ちの居酒屋や個人宅まで可能になるわけだ。
そうすると、ストリートビューには色々な応用アプリケーションが考えられることになる。プライバシーや提供範囲・時間などといった、新しいパラメータは必要になるものの、こういったものへの可能性は無限大だ。色々考えてみると面白そうだ。
- 消防が、火事の時の進入経路や脱出経路をあらかじめ探しておくことができる。
- 警察が、犯罪現場への突入で(以下同様)
- 広告の入っていない店舗の安売り情報を知ることができる。
- レストランの「本日のお勧め」が自動で入ってくる。
- 更には細かく、タイムセールをリアルタイムで拾ってくれる。
- 美容院や病院の混雑状況を知ることができる。
- マンナビが、より細かいところまで案内できるようになる。建物だけでなく、その中のどこ、例えば何階の、何売り場の、多くある試着室のひとつの前、など。
- 指定した人にだけ公開する、秘密の部屋などを、店が演出できる。
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