2019年4月29日月曜日

全部全天球カメラ


全天球カメラ、即ちあらゆる方向を一度で全部映してしまうカメラが、少し前から出回っている。まあキワモノだろうと思っていたのだが、先日とあるニュースを見て考えが変わった。そのニュースとは、これだ。

https://gigazine.net/news/20190325-star-trek-ds9-full-hd/

元々NTSC(480p)画質で撮影されたテレビ映画を、AIを使って擬似的にフルHDに変換する技術である。つまり、それほど解像度が高くない映像でも、とりあえず全天球で撮影しておけば、後から解像度含め幾らでも再現できるのではないか、と思ったわけだ。

元々、全天球映像は、画像処理が不可欠だから、「正しい画」は撮れないのだが、今の時代、どんなカメラでも画像処理はしている。監視カメラだからダメとか映画だからダメとかいうことはないだろう。素材だけ撮っておけば、後はいかようにも加工できる。

このカメラは小さく目立たないから、監視カメラとしても、ドローンに搭載しても、映画の撮影においても、幾らでも設置しておける。オマケに電池で長時間駆動可能だ。

監視カメラを全天球カメラにすることも含め、世の中の全てが全天球カメラになる未来、というのも、考えられなくはない。



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